■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/11/26/mh275122.html 



因果応報の実録:恐るべき好色と多淫の応報

(明慧日本)昔、明朝のとき、武昌に朱煥(しゅかん)という書生(勉学中の若者)が住んでいた。朱煥の文章と詩は、現地でかなりの名声を得た。残念ながら、朱煥は本をたくさん読んだが、学んだのはただ文彩だけで、聖人・賢人からの教えである礼儀と人倫などは守らなかった。朱煥はひたすら好色で多淫であった。朱煥の家は豊かで、雇い人はすべてきれいな女性だけを選んだ。そして、雇い人が入居してからまもなく、お金と装身具で雇い人を誘惑し、不当な男女関係を持った。家の乳母も、朱煥によって汚された。
 
 ある日の夜、朱煥はまた女性と不当な男女関係をもった。突然、窓の外から朱煥を罵る声が聞こえてきた。「新色と色の芝居に夢中で 前途が切れ、後世が夭折(若死に)する いたわしい優雅な客よ 好色は元々色で滅びる」 「夭折する」は漢字の原文に「殤(Shang)」と書かれている。
 
 朱煥はそれを聞き、怖くて全身から冷や汗が出た。それから、朱煥は試験を受ける度に落第し、その後、朱煥の一人息子もやはり、若死にしてしまった。そして、家運もだんだん衰えていった。朱煥は貧しい中年生活を送り、目の前で起きている自分の家の悲惨な遭遇から、やっとこれは自分の好色と多淫による応報であることが分かったが、気づいたときはすでに遅かった。本当に可哀そうである。
 
 昔、楚成(そせい)という書生がいた。楚成は結婚して長年、子供がいなかった。楚成はふだん神を敬い、朝晩、恭しく礼拝を行った。ある晩、楚成の妻に神が現れて「お前の夫が私に対してとても真心を込めて敬っているので、私はすでにお前に息子を授かるよう天上に願い出た」という夢を見た。楚成の妻はまた「私の夫は科挙に合格することができますか?」と聞いた。神は「続けて頑張って善を行い、徳を積むと、将来は功名を得ることができる」と答えた。起きた後、楚成の妻は昨夜の夢を夫に詳しく話した。楚成はそれを聞いて欣喜雀躍(こおどりして喜ぶこと)し、それからもっと敬う心を持つようになった。そして、功名を得るため、心を込めて善なることを行い、勉強ももっと頑張った。早いうちに息子が生まれ、功名を得ることを望んでいた。
 
 図らずも、ある晩、楚成は友達と酒を飲みながらじゃんけんした後、余興が終わらず、友達に扇動されて風俗店に行き、女郎買いをした。その晩、楚成の妻は神が現れて叱る夢を見た。「お前の夫は自重せず、あろうことか、外で酒を飲み、女郎買いをして自ら陰徳を損なった。その汚さは天上の神の怒りを買い、今後は子供ができないだけでなく、叱責を受けて功名からも除名される」 翌日、楚成が家に帰ると、楚成の妻は「昨夜、いったい何をしましたか」と詰問した。楚成はありのままを話した。楚成の妻は夫が昨夜、確かに酒を飲み、女郎買いをしたことを知って直ちにあまりにも悲しくて昏倒してしまった。楚成はこれを見て、慌ただしく妻を救い、意識を戻そうとした。楚成の妻は目が覚めると、昨夜、夢で神が怒りながら叱った過程を夫に伝えた。楚成はそれを聞いて、とても後悔して止まなかった。一度の失脚で永久の恨みを生み出したのだ。それからというもの、楚成夫婦は恨みと嘆きが止まらず、貧困で志を得ず、跡継ぎもいないまま人生を終えた。
 
 人々はこの二つの物語を読んで感慨無量になり、人は絶対に不倫をしてはいけないことが分かるようになった。不倫による悪の応報の大きさは本当に恐ろしいのだ。今の世の中、特に中国社会では至る所で色欲による誘惑に触れることができる。人々もこのような環境の中で、ますます不倫を恥ずかしいと思わなくなり、ひいてはある人達はそれらのものを求め続け、無知の中で自分を極めて危ない境地に置いてしまうのだ。このような環境の中で、すべての真正なる志のある人々は全力を尽くして身の純潔を守り、汚れに染まらないよう、絶対にこれらの腐敗したものに触れてそれらの影響を受け、流されないように努力すべきだと私は思う。 
 
2010年11月26日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/11/3/231879.html

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