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師父の慈悲なるご加護のおかげで、苦難の中で八年の修煉を歩んできた(二)

文/中国の大法弟子 立生

(明慧日本)
 
 二、自分を正して真相を伝える
 
 これまで、ずっと直接顔を会わせて真相を伝え、人を救う時はかた苦しかったのです。恐れる心があるため、清らかな境地に至ることができませんでした。自己防御の意識が過剰に働き、障碍を感じ、特に「三退」を勧めるときに思う通りにいきませんでした。
 
 例えば、ある日、親戚の家に三退や真相を伝えに行きました。最初は親戚の人はまだ親切でしたが、真相を伝え始めて、まだ三退の話まで至ってないのに、彼は「おじさん、近所の張さんが私に用事があるそうなので、ちょっと見てきます」と言いだしました。これは私を追い出すつもりだと察して、家に戻りました。内に向かって探してみました。すると、自分のたくさん足りない点と、自分自身まだ放下できていない執着を見つけました。恐れる心、慈悲が欠けている心、話の前置きが無味乾燥など。実は、三退を勧めることはその人のためですので、慈悲心が生じなければなりません。宇宙の無量の衆生が期待している中、師父についてこの地上に降りた時に、どんなに大きな誓約を誓っていたのかを自ら反省しました。自分に救い済度されるべき命が救われず、法がこの世を正す時に淘汰されたら、これだけ大きな責任を自分は持てるのでしょうか。恐ろしいではないでしょうかと、自分に問いました。考えた末、自分の行動にはやはり「自我」が災いしていて、「私」というものが働いています。この現状を改めなければなりません、正念を多く発し、法を多くしっかり学ばなければなりません。
 
 またある日、近所の人が亡くなりました、その家の親族がお葬式に来ました。私のすぐ隣に身なりがきちんとしている人が座っていました。その人の立ち居振る舞いは上品な感じでした。彼に話かけました。会話から、彼は校長を務めていることが分かりました。すぐ彼に「私たちは初対面ですが、気が合いそうですね。親戚の家の葬式は忙しくないものです。良ければ、家に泊まりにいらしてください。家内はもうおりませんから」と誘いました。彼に脱党を勧めたいのと、難度が高そうなので、少し工夫が必要でした。家に戻り、筆を動かして詩を作りました。彼の名前をその詩の中に入れて、赤い紙の上に書き下ろしました。夜、就寝する前に三退を勧めるつもりでしたが、彼は一足早く赤い紙を見つけ、上の詩を読みました。すると、私の手を握り「私が共産党から脱党することでしょうか。本当にありがとうございます」と言いました。感謝するなら私たちの師父に感謝して下さい、と彼に教えました。また彼に真相資料とお守りをあげました。
 
 ある日、親戚の家に用事があって行きました。偶然に前回の時に真相をはっきりと伝えなかった人に会いました。彼をすぐ私を家に招きました。顔を挙げた瞬間、壁にかかっている毛沢東の像が目に入りました。即時に外してもらって、焼却処分しました。すぐに引き続き、「以前、中国共産党組織に入ったことのある家族は、みな脱退しましたか?」と尋ねました。彼は「この前は急用があったので、脱退しませんでした。ちょうどあなたがお見えになって良かったです。でなければ、あなたを探しに行くところでした」と話しました。彼の三人家族のうち、二人は党員、一人は団員で、全員三退しました。
 
 師父は「法をしっかり勉強し、真相を伝えることをきちんと行い、衆生を救い済度することは何よりも重要なことです。正念が十分であれば、大法弟子として行うべきことをしっかり行うことができます」(『米国中部法会へ』)とおっしゃいました。人心を取り除き、心に法を入れていれば、まだ恐れることはあるでしょうか。毎日、家の工場にやってくる人、あるいは出かけるときに出会った人に、皆、三退の話をするとすぐ脱退します。そのうえ、お礼を言われたこともありました。
 
 真相を伝え、三退を勧めてから、さらにお守りをあげれば、その人は福が訪れるのです。近くの人は皆、お守りは無料であげていることを知っているので、工場に来る人はますます増えました。このような縁のある人たちが私の傍にやってきたのは、師父の按排だと分かっています。自分を正して、純粋な心で三つのことをよく行えば、多く話す必要がなく、とても手っ取り早いのです。私は、時々刻々師父の法を思えば、法の力が与えられることを体験しました。師に手伝って法を正すことにおいて、自分をよく修めて、勇猛に精進したいと思います。
 
 三、万物にみな命あり、心あり
 
 もうひとつ私の身に起きた不思議な事がありました。私は、煉功と発正念するには目覚まし時計がなくてはなりません。どっちを行なっても、目覚まし時計に頼っているのです。一時期、この目覚まし時計は時刻通りに鳴らなくなりました。師父にこの事を申し上げ、師父に助けを求めましたが、後になって、こんな些細なことも師父にご迷惑をおかけした事を、本当に申し訳なく思いました。不思議なことに、正念を発する時刻になった時、誰か私の肩を揺すりました。師父が起こしてくださったとすぐ分りました。感激のあまり、合掌して、師父にお礼を申し上げました。
 
 三日目の夜、正念を発する前に、とても興奮しました。また、朝は煉功する時刻に目が覚め、煉功し始めると、法輪が下腹部で回転し、非常に力強かったのです。それも、私が早く目が覚めるためだと思います。師父は多くの事に気を配られ、小さい事にも気を配っておられます。師父の慈悲なるご加護に深く感銘を受けました。このように15日が経ったある日、この目覚まし時計を手に持って、時計に向かって、私は大法弟子で、修煉するお手伝いをしてくれたら、法がこの世を正す時に、あなたも栄誉と殊勝を一身に集めるのだと話をかけました。まさしくその夜、修理しなかった目覚まし時計はまた、鳴り始めたのでした。
 
 法を正す時期の大法弟子として、衆生を救い済度することは、師に手伝って法を正す神聖な使命を背負っております。私たち自身に存在している全ての不正な要素は、邪悪の隙を乗じ、迫害を加える口実になるのです。必ず、師父の教えをしっかり心に置き、常に法を心の中に入れ、いかなることを行なっても心を正し、考えを正して、行動を正せば、初めて良く行なえるのです。
 
 次元が限られているので、同修の慈悲なるご叱正をお願いします。
 
 (明慧ネット第7回中国大陸大法弟子ネット法会)
 
 (完) 
 
2010年12月03日


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