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四川省:迫害された金堂県民政局の元幹部、治療が遅れ死亡

(明慧日本)四川省金堂県民政局の元幹部・沈兵さん(66歳男性)は法輪功を修煉して心身ともに恩恵を受けた。しかし、修煉を続けたため、労働教養所で迫害され、徳陽刑務所で危篤に陥るまで迫害され、ついに金堂県人民病院で死亡した。
 
 沈さんは法輪功を修煉するにつれ、健康になり、家族も実感したほど肝硬変などの持病が全快した。しかし、中共(中国共産党)の弾圧政策のもとで、地元の公安局、610弁公室から幾度も嫌がらせを受けていた。2008年に法輪功が無実だと人に伝えたという理由で、不当に監禁された。
 
 沈さんは2009年3月5日午前、成都市青白江区で悪意をもった人に誣告され、城廂鎮派出所で身柄を拘束された。同日の昼、同派出所と金堂県610弁公室、国保(国家安全保衛)大隊らは沈さんの家に侵入し、令状の提示もなく家族の反対を押し切って法輪功の関連書籍など一部の家財を強制的に没収し、沈さんを青白江留置場へ移送した。
 
 不当監禁の間、沈さんの家族は沈さんから片目が視力障害になり、体調が崩れていることを訴えた内容の手紙を受け取った。沈さんの安否を心配して家族は面会を求めたが、拒否される一方だった。にもかかわらず、青白江区裁判所は沈さんの体調不良を構わず、3年の労働教養を言い渡し、2009年10月に徳陽刑務所へ移送した。
 
 刑務所で老齢にも構わず、沈さんは過酷な軍事訓練を強要されたうえ、転向を目的として暴行され、精神的にひどく追いつめられた。
 
 2010年4月、肝臓に痛みを感じたり、お腹が脹らんだり、肝硬変の症状が現れたりしたが、緊急治療を受けられなかった沈さんは最後に、命の危険があると見なされ、やっと病院へ送られた。7月、沈さんの家族ははじめて沈さんの状況を知らされたが、病院に駆けつけたとき、医者はすでに2回も重体通知書を書いたと答えた。また、医者によると、肝硬変により障害を引き起こす可能性があると伝えた。沈さんの体には血管破裂、吐血、血便、腹水、片目の失明などの症状が現れたという。
 
 それから、3日にわたって家族は沈さんの一時出所による治療を要求し続けたが、最初から拒否していた施設側は沈さんが死ぬことを恐れ、病院へ送ることで、沈さんに命の危険をもたらした責任から逃れようとした。
 
 ひどい病気でずっと苦しめられてきた沈さんは、数カ月後、2010年11月22日に午前8時35分にこの世を去った。 
 
2010年12月04日


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