厳しい家庭環境の魔難の中で自分を修煉する(二)
文/中国山東省の大法弟子
(明慧日本)2009年の夏、子供が大学に入学する二日前、私は市場で同修と会い、仕事を始めるので今後は市場に来ませんと伝えました。なぜならば、子供が大学に入ると、私の出かける機会がますます減少し、仕事をすれば、少なくとも毎日家から出ることができ、真相を伝えるチャンスが生まれるからです。しかし、私の恐れる心が長きにわたり取り除かれていないため、この日、警官に強制連行されたのです。そして、警官は夫に対して脅迫しました。「10月1日まで、もう一人ノルマが残っている。おまえの妻を3年の刑に処する。◯◯はすでに殴り殺された・・・」と話したそうです。夫は、警官は残酷無情ということがよく知っていて、共産党を恐れ、脅迫されたまま2万元を警官に渡し、私は釈放されました。
家に戻った私は、夫の厳重な管理下におかれました。外との連絡を禁止され、仕事も禁止されました。買い物をするときは、夫がついてくるようになりました。私は真相を伝えることが全くできなくなりました。それから約2カ月後、姑は死去しました。私たちは舅を迎え入れました。今度は私が買い物をするときは、夫と舅が市場の近くで待つことになりましたので、私に真相を伝えるチャンスが再び生まれました。そして、私は人を直接会って真相を伝え、「三退」を勧めていました。
師父は、私に修煉したい心があるのを見てくださり、再び同修と会うことを按排してくださいました。年上の同修たちは、「三つこと」をしっかりと行い、多く発正念して、自分の空間場からの妨害、他空間からの妨害を取り除き、歴史上邪悪と交わした誓約を破棄し、師父が按排してくださった道を歩むということを教えてくれました。そして、発正念を続けて1カ月後、夫は変わり始めました。家での学法、発正念、煉功に口を出さないようになりました。私は今になって夫に対して、こうなってほしい、ああなってほしいと考えなくなり、自分を確実に修煉して、すべての執着心を漏れなく取り除くことを考えるようになりました。以前は、夫が私に対する迫害を、人対人の迫害とみなし、前世に夫に借りがあり、返さなければならないと思い、消極的に耐えていました。邪悪による、私が行うべき「三つのこと」への妨害、正法に対する妨害とみなしていませんでした。
私は修煉体験を書くつもりはなく、自分の修煉がよくできていないため、書く面目がないと思いました。実は、自分の修煉がよくできていなければ、それだけ師父に心配をかけたことになり、師父がそれだけ多く面倒を見てくださらなければなりません。なぜならば、師父は私たち自身よりも、私たちを大切にしてくださっているからです。そして、私は『明慧週刊』を読んだ後、同修の文章を読むだけでいいのではなく、自分も書かなければならないと思いました。
『明慧週刊』を読むようになってからは、大きな収穫がありました。もし同修の交流文章を見ていなければ、真の慈悲とは何かを理解できず、魔難に直面したときに、どうように自分を探せばいいのか分かりませんでした。たとえば、ある日の晩御飯に、うどんを食べました。舅のどんぶりにうどんを入れるとき、汁がやや多かったのですが、舅はいつも汁を飲むのか好きだから、私はそのままにしました。食事するときに、夫は舅のどんぶりに汁が多いのを見て怒り出し、文句を言い始めました。舅は耳が遠いので、息子のどんぶりに汁が多いから怒り出したと思い、君は汁を飲みたくないなら、父さんが飲むよ、と言って、息子のどんぶりから汁をすくい取ろうとしました。この行動がますます夫を怒らせてしまいました。夫は、「一蹴りでお前を殺してしまおうか! 歯が痛くなるまで怒らせやがって、一日中気を休めることもできない」と、怒鳴りつけられました。舅は食事をすませて部屋に戻り、夫は私を蹴ろうとしましたが、途中で足を止めました。このとき、私は心が動じずに、内に向かって探し続けました。汁が多いと分かったのに、なぜ汲み出さなかったのでしょうか? 夫をここまで怒らせてしまい、身体によくないではありませんか、と思いました。以前の私であれば、このように思わないでしょう、夫は怒りすぎだ! 人間性がないと思っていました。
事後、舅は私に向かっていいました。「父さんはここに長くいてはいけない。私のためにあなたに辛い思いをさせている。息子はやりすぎだ!」舅はさらに言いました。「あなたは父さんにこんなに優しくしているのに、中秋月というのに、息子はあなたの両親に贈り物を何一つとして送っていない。しかも、孫はあなたの両親が育ててくれた。父さんもとても辛い思いをしている。でも息子をしかる勇気もない」 私は、「父さん、安心してください。彼はどんなに私を粗暴に扱おうと、私はいつものようにお父さんに優しくします。私は法輪大法の弟子であり、『真善忍』を修めています。だから彼は私を乱暴に扱っても、私は怒ってもいないし、辛いとも思っていません」と答えました。舅は、私が大法を修煉しているのを支持しています。私と一緒に師父の説法を三回聞きました。大法は本当に素晴らしいと、舅は言いました。私の実家の大法を修煉していない身内も、大法を支持し、私の修煉を支持してくれています。
最近になって私に恐れる心が現れると、私は自分に問いただし、誰が恐れているのか? それは業力であり、それならば業力を取り除きましょう。同時に、恐れなくてもよい、師父がそばにいてくださり、私を守ってくださいます、と自分に言い聞かせます。それでも脳裏に良くない考えが消えさらない場合、その考えは私自身ではないことを認識し、発正念によって徹底的に解体するのです。そのおかけで、今の私は正念が強くなりました。
私は、師父が慈悲なる済度に背かないように、衆生の期待に応えられるように、同修の無私なる手助けを裏切らないように、法を多く学び、法をよりよく学び、着実に修煉します。
師父に感謝いたします! 同修に感謝します!
(明慧ネット第7回中国大陸大法弟子ネット法会)
(完)
2010年12月05日
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2010/12/4/121775.html)
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