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吉林省松原市:法輪功修煉者4人が無実の罪を着せられる

(明慧日本)吉林省松原市の楊偉華さん、呉丹さん、劉国権さん、高勇さん4人の法輪功修煉者は2010年10月16日、松原市寧江区裁判所による不当な裁判により、家族も知らない間に無実の罪を着せられた。当局は偽造、捏造した証拠をもとに裁判を秘密裏に開廷し、医者の楊偉華さんに懲役8年、ほか3人にはそれぞれ懲役7年半の不当判決を下した。現在、4人は松原市善友留置場に監禁されている。
 
 2010年3月、4人は中国共産党(中共)の松原公安当局に連行された。3月11日午後、松原市国保大隊、市公安局寧江第一支局、寧江区工農出張所所長・付平らはほかの数人の警官と結託し、寧江区在住の楊さんの診療所に押し入り、不法に家宅捜索をし、PC、プリンタ、数千元相当の家財を没収した。そして楊さん夫婦と、13歳の娘も一緒に連行した。
 
 今回の事件に直接関与したのは、寧江区610弁公室のリーダー・孫丙仁である。同時に連行された人の中に、劉国権さんと、70歳を超えている呉丹さんも含まれている。
 
 松原市公安局は、罪のない4人の修煉者に対して公訴手続きを取った。案件が寧江区検察院に届くと、法律上では45日以内に法廷で審議を行わなければならない。しかし、高勇さんの体調が良くないため家族は裁判の日時を尋ねているが、裁判所はあいまいな返答しかしない。
 
 2010年10月16日はちょうど45日目である。すると、松原市寧江区裁判所は、4人に対して家族には内緒で秘密裏に開廷した。この事件に詳しい人の話によると、開廷当日、裁判所の雰囲気はとても緊張した状態で厳しい警備の中で行われたという。傍聴者には呉丹さんの家族が情報を得て参加したという。裁判も形だけのもので納得のいく証拠は何ひとつなく、判決の結果も読み上げなかったという。しかし数日後、高勇さんの家族が裁判所に行って無実の罪を着せられことを知った。4人にはそれぞれ懲役7年半と、8年の不当判決を言い渡したという。その後、4人は松原市中等裁判所に上訴した。
 
 楊さん(40)は吉林省扶余県東九号村在住の医師で、長春市中医学院を卒業。個人診療所を営んでいて、法輪功の修煉を始めてから何回も中共当局に連行されて迫害された。かつて2回、労働教養所に入れられ迫害を受けた。中共の嫌がらせにより地元では診療ができなくなった。そのため、松原市に移って診療所を開業したがまたもや連行された。今回、楊さんに対する迫害は非常に残虐で、暴力を振るっていわゆる証拠作りをしているという。楊さんの妻と娘は2日間監禁された後、釈放された。
 
 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照) 
 
2010年12月07日


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