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自分をしっかり修めて、はじめて衆生を救える(一)

文/日本の大法弟子

(明慧日本)尊敬なる師父、こんにちは! 同修の皆さん、こんにちは!
 
 真相を伝えて、衆生を救い済度する中で、私の些細な体得を皆さんと分かち合いたいと思います。
 
 去年から、大阪城公園に行って、中国人観光客向けに真相を伝えたいという思いがとても強くなりました。そのころ日本は不景気で、私が勤務する会社はよく従業員に休みをとらせました。今思うと、すべてが師父の按排だと思います。
 
 大阪城では、毎日数人の同修が「三退」を勧めています。初めのころ、私がいくら真相を話しても観光客は「三退」しないので、とても焦りました。ある日、毎日そこで「三退」を勧めている同修Aさんと少し交流をしました。彼女は、以前はほかの同修が多くの観光客に「三退」してもらうのを見て自分も焦ってしまった経験があり、なぜ焦るのかを深く掘りさげて考えてみると、それは嫉妬心だと分かった、と言いました。
 
 私はAさんの話に目覚めました。そのとおりです。私の焦る気持ちの背後に嫉妬心が隠れています。こんなに強い嫉妬心を持って、衆生を救い済度できるはずがありません。「では、それを必ず取り除きましょう」と言って、交流の後、私たちは一緒に『洪吟』を暗唱しました。午後3時頃、観光客がやってきました。私は、Aさんと一緒に15人に「三退」をしてもらいました。私たちは自分の不足を見つけて心を清浄にしたので、15人を救えたのだと思いました。本当に師父が私たちを励ましてくださっています。
 
 ある日、2人の女性観光客に出会いました。仏教を信仰している1人に因果応報を伝え、「悪いことをしたらやり直さないといけない」と話すと、最後に彼女は脱退しました。
 
 もう1人はなかなか脱退に同意しないため、私は彼女について歩きながら話しかけました。すると彼女は最後に「脱退するわ、するわ、もうこれ以上ついて来ないで」と言いました。最初、私はとてもうれしくて、少し強引ですが脱退さえしてくれれば良い、と思いました。しかし、後になって考えてみると、彼女は私を嫌がって脱退したのです。内心から脱退したいわけではないため、この命は真に救われない、と思うようになりました。それをきっかけに、どのようにより上手に真相を伝えられるか、真剣に考え始めました。
 
 同修に真相を伝える時のテクニックを学びたいと思いました。よく公園で真相を伝える同修たちは、誰もが上手に話すテクニックを持っています。毎日、大阪城公園で活動が終わって解散する前に小さい交流があり、みんなで一日の感想、経験を話し合います。私はこのような小さい交流をとても大切に思い、とてもとても勉強になっています。このように同修の助けを得ながら、私も観光客に「三退」をしてもらえるようになりました。
 
 ある日、ある50代の観光客に出会って、私は、「『三退』のことをご存知ですか? 善にも悪にも因果応報があり、たくさんの悪事を働いた中国共産党はきっと神様に滅されます。善良な人は共産党の道連れにならないようにしたいですね。もしあなたが、共産党、青年団、少年先鋒隊に入ったことがあれば、脱退しましょう」と言いました。彼は同意して、私と握手して何度もお礼を言いました。最後に帽子を取って深く私にお辞儀をしました。私は、「法輪大法は素晴らしい、真善忍が素晴らしいを覚えてくださいね」と言うと、彼は、「はい、しっかり覚えますよ」と言ってくれました。
 
 またある日、ある観光客に真相を伝えると、彼は、「すべてをあなたに任せます。私の代わりに、どうすれば良いか決めてください」と言いました。私は一つの命がすばらしい未来に残れることを嬉しく思いました。これが師父の按排であり、大法の力であり、これは師父からの励ましであると分かっています。
 
 私は脱退しない観光客に対して、この命はもう駄目だ、と最初のころ思いました。ある日、「たとえ脱退しなくても、観光客に一つの善なるメッセージを残すことが必要です。これから彼はいつか脱退するかも知れません」という同修の話を聞いて、そうですね、修煉者である我々の一念はきっと常人に大きく影響する、と私は考えました。
 
 悟ったらやり遂げなければいけません。翌日、2人の女性観光客に出会いましたが、脱退してもらえませんでした。彼女たちに一つの善なるメッセージを残さないといけないと思い、「私は心からあなたたちのためを思っています。やはり脱退したほうが良いですよ。心から幸せを祈ります」と言いました。彼女たちは、私にお礼を言ってから洗面所に入り、私はまた他の観光客のところに行きました。彼女たちが乗車する前、私はまたその中の1人と会いました。「出発される前にまたここで会えるのは、あなたとやはり縁がありますね。やはり脱退しましょう、『縁』という名前で」と声をかけました。 彼女は、「いいですよ、ありがとうございます」と言いました。 こうして、また一つの命が救われました。
 
 (続く)
 
2010年12月12日


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