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上海万博で弾圧強化、年配者が3度の労働教養の後、洗脳班に拘禁される

(明慧日本)上海市盧湾区に在住する法輪功修煉者・黄迺維さん(60代女性)は、1994年に法輪功を修煉するまでは多くの病気を患っていたが、修煉するにつれて持病が全快した。それ以来ずっと法輪功の「真・善・忍」の基本原理に従い、人柄も善良、誠実、温厚になった。1999年7.20、中共(中国共産党)は気が狂ったかのように修煉者を迫害し、デマを流して李洪志先生を誹謗中傷した。そして、黄さんは法輪功が迫害されている真相を伝えたことで中共当局による一連のひどい迫害を加えられた。
 
 2001年元旦が過ぎ、黄さんは町で法輪功の無実を伝える内容のチラシを配布したという理由で、2年の労働教養を科せられて上海女子労働教養所へ移送された後、悪質な洗脳や過酷な労働を強行された。その間、黄さんは母親の通夜が終わるまで、母親の死を知らされることがなかった。家族が地元の派出所に必死に要求した結果、黄さんはやっと母親の最後の姿に会うことができた。
 
 2007年、黄さんは居民委員会(中共の末端に連なる住民の自治組織)、地元の610弁公室、警察の不当な家宅捜索や嫌がらせを受けた後、3月19日に盧湾公安分局政保所のリーダー・羅徳源らに強制連行された。公安分局で手錠をかけられ、交替で警官に連夜にわたって尋問された。警官は、同意しないと精神病病院へ送り込んで神経を破壊する薬物を体内に入れるぞと脅した。
 
 黄さんは1年の労働教養処分を受け、続けて上海女子労働教養所へ移送された。看守から24時間監視の指示を受けた受刑者(麻薬犯罪者)3人は、減刑の奨励に目がくらみ、黄さんへの迫害に良心の呵責もなく力を入れた。李洪志先生を罵る命令を拒否した黄さんは、受刑者にでん部の肉が化膿し、ズボンを汚すまで小さい椅子に座らされたり、殴る蹴るの暴行を加えられた。
 
 2009年6月18日、人々に法輪功は無実だと伝えていた黄さんは悪意を持った人に陥れられため、法輪功の関連書籍や所持品を没収されたうえ、1年3カ月の労働教養を科せられた。この3回目の労働教養処分で盧湾留置場へ送り込まれた。監禁されている間、黄さんは囚人服の着用を拒否したことで、家族との面会を禁じられて人権を蹂躪された。
 
 黄さんは2010年9月16日で3回目の労働教養処分で刑期が終わったが、同区610弁公室の指示によって瑞金派出所、瑞金街道弁事所(中国の行政の末端機関)、延中居民委員会に上海世界万博の開催を理由に刑期を延長され、青浦の洗脳班へ移された。刑期を延長され続けている黄さんは未だに拘禁されている。
 
 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを參照) 
 
2010年12月17日

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