湖北省:迫害された家族が一家離散
(明慧日本)湖北省在住の法輪功修煉者・龍庭藩さん(50歳前後)は、荊門東光電器工場の従業員である。中国共産党(中共)による法輪功迫害が始まる前、龍さんは、荊門地方の法輪功・煉功場の連絡担当者だった。龍さんの妻・周萍さんは、荊門工商銀行・文峰支店に勤務していた。夫婦ともに法輪功の修煉を通して、心身ともに健康になったが、2人は連行され、労働教養処分を強いられた。
龍さんは法輪功を修煉する前、職場で起きた事故により、顔や気管支に重度の障害を負った。そのため、龍さんは障害者になり、将来のことを考えると絶望的だった。
妻・周さんは、法輪功を修煉する前はとても病弱だった。しかし、幼い子供の育児や、障害を持つ夫の世話もあり、辛くても、毎日精一杯頑張るしかなかった。
龍さんは、健康を取り戻すために数多くの病院を訪れたり、いろいろな気功を学んだりした。しかし、一向に快方に向かわず、常に息苦しくて、始終かっ血した。
しかし、龍さんは1996年に法輪功を修煉し始めた。その結果、体が早く回復し精神状態も一新した。そんな夫の姿を見て、周さんも法輪功の修煉を始めた。その後、夫婦はともに元気を取り戻し、幸せで明るい家庭になった。
法輪功の健康法をみずから体験した龍さん夫婦は、法輪功にとても感動し、活動に積極的に参加した。龍さんの自宅近くに、荊門市の荊門竜泉公園がある。当時、この公園で毎朝100人以上の法輪功修煉者たちが集団煉功に参加していた。しかも、毎日新たな人たちが絶えず来るため、龍さん夫婦は法輪功の功法を教える責任者になった。法輪功修煉者たちは、煉功を終えてから、公園の清掃を行い、公園の管理者に好印象に与えたため、公園での煉功を歓迎された。
しかし、1999年7.20、中共が法輪功迫害を開始したため、集団煉功の光景が見られなくなった。
中共当局は、まず、各地の法輪功拠点の責任者から連行した。荊門地区の龍さん夫婦も迫害から免れることができなかった。そして、2人は労働教養処分を言い渡された。
龍さん夫婦は労働教養所に監禁されたため、中学生の子供1人が家に残された。世話をしてくれる人もなく、親戚の家に身を寄せるしかなかった。また、龍さんにとって、親代わりのような人が亡くなったが、最後のお別れもできなかった。
2001年に、龍さん夫婦は釈放された。しかし2002年11月、周さんは「法輪功は本当にすばらしいですよ」と、人に教えただけで5年の不当判決を下され、武漢女子刑務所に監禁された。それと同時に、勤務先からも解雇された。
収入がなくなった龍さんは、小さな米売店を経営して、生計を立てた。
周さんは迫害されて歩行困難となり、寝たきりに近い状態になった。一時出所を申し込んだが、刑務所側に断られた。
周さんは5年の刑期を終えて、2007年に出所した。周さんは家に帰ったばかりのとき、歩けず体もボロボロだったが、その後、「真・善・忍」に従い自分を律し、毎日煉功したため元気を取り戻した。
しかし、2010年8月15日、警官は令状の提示もなく、龍さんを連行しようとし、パソコンなどの私物を没収した。龍さんはその場で逃げたため、放浪生活を余儀なくされた。せっかくの家族団らんがバラバラになってしまった。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
2010年12月18日
|