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大法が私に修煉の道を導いてくださった(二)


文/日本の大法弟子

(明慧日本)広告業務において一番の体験は、真剣に学法し、自分を修めないと、営業は成功できないことです。先方の反応は鏡のように自分の執着、自分の修煉状態を映し出します。
 
 師父は『二〇〇二年米国フィラデルフィア法会での説法』で、「以前既に話しましたが、実は常人社会で起きた全ては今日においても、皆大法弟子の心によって促成されたのです」とおっしゃいました。
 
 一時期、広告の成約が多かったのです。ある日、一つの広告が成約して、私はたいへん喜んで、発正念の時間になっても高ぶった喜びが収まらず、家族にこのところの業績を自慢げに話していました。ちょうどその時、先ほどの先方から電話がきて、予算が足りないため広告を出さないことにした、と言うのです。棒喝されたように私は目が覚めました。自分の浅はかな執着が衆生済度を妨げたことに後悔し、また、修煉の厳粛さと師父の苦心の啓示を感じ取りました。
 
 また、先方と長期の持続した付き合いの大切さを実感しています。最近のケースといえば、ある会社がやっと『大紀元』に広告を出すことを決めました。振り返ってみると、一年間、持続的にこの会社のトップの3人と商談したり、真相を伝えたりしてきました。先方とのつきあいは、種まきしてから水をやるのと同じで、きっといつか美しい花が咲きますよ、と東京の同修が言いました。
 
 同修の間の協力
 
 いつも同修と二人で相談しながら営業をしてきました。よく先方から、苗字も同じでお二人は姉妹でしょうか、と聞かれます。二人の小さいチームで私はたくさん学びました。
 
 重要な顧客からアポを取るのはとても難しいです。ある日、何カ月も苦労をして、やっと先方から大事な商談の予約を取りました。商談の際に、我が社の広告効果をアピールしようとする時、資料を忘れてしまったことに気付きました。全力で営業資料を準備したのに、とても悔しかったのです。慌てて先方に謝りましたが、あまりにも緊張して頭が真っ白になってしまいました。同修がひきつづき語って、私の失敗をフォローしてくれました。その結果、商談が順調に進んで契約もほぼ確定しました。同修の協力と寛容に感動しました。
 
 師父は『二〇〇九年ワシントンDC国際法会での説法』で、「ですから、慈悲が現れると、この上ない力があり、いかなる良くない要素も解体されてしまいます。慈悲深くあればあるほど、力が強くなります」とおっしゃいました。同修の欠点に対して、責めるのではなく善と思いやりを持つべきだ、と私は師父の言葉から教わりました。
 
 大阪で営業を担当している同修は4、5人いて、営業活動がかぶる時もあります。ある日、既存の先方が知り合いの社長を紹介してくれて、翌日、私がその会社を訪ねた時、広告担当の方が「実は、以前御社のほかの営業担当も来たことがありますが、その時は断りました。今回社長からの指示ですので、とりあえず面談に応じましょう」と言いました。
 
 社長の意向があるため、この大きな広告はその場でほぼ確定しました。しかし、以前来た同修Aさんにどうやって説明しようか、彼女は怒らないだろうかと思いました。東京の同修に尋ねると、東京でも同じようなことがあるそうです。きちんと対処できなかったら、広告の業績にも同修の間の協力関係にも悪い影響を及ぼします。交流を通じて、営業業績は誰かのものではなく、師父が与えてくださったものだと、意見が一致しました。最後に、私、チームの李さん、同修Aさんの3人合同でこの広告を担当していく決定を出しました。今回の案件で自分も多くの名利心を取り除きました。
 
 師父は『アジア太平洋地区学習者会議での説法』で、「あなたは修煉者なので、威徳を持たなければなりません。あなたの威徳はどこから来るものなのでしょうか? この厳しい環境の中で自分を放下し、自分を無くし、大法弟子として完全に法のために責任を持つというところから来ているのではありませんか?・・・大法のことは他でもなく最も神聖なことであるべきなので、自分の観念、自分の要素を持たなければ持たないほど、良くなり成功する可能性が高いのです」とおっしゃいました。
 
 広告営業を通して、法を学んで着実に自分を修めることの重要さ、大法の偉大さ、衆生を救い済度の緊迫さをいっそう実感しました。
 
 最後に『洪吟』の『登泰山』の詩で同修と励まし合いたいと思います。
 
 登泰山
 
 よじ上る高き階千尺の路
 うねりて険しきこと歩み難し
 首を回せば正法を修するを看るが如し
 天半ばに停まれば得度し難し
 恒心をもって足を挙ぐ万斤の腿
 苦を忍び精進して執着を去る
 大法の弟子千百万
 功成って圓満し高き処に在り
 
 (完) 
 
2010年12月19日

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