日本明慧
■印刷版   

四川省西昌市:迫害され死亡した老婦の遺体が火葬を強行される(写真)

(明慧日本)四川省西昌市の法輪功修煉者・胡雲懐さん(54)の遺体が2010年12月13日、市の国保(国家安全保衛)大隊の隠蔽工作によって何の手続きもなく火葬された。
 
 胡さんはかつて、体が弱く多くの病気などを患っていたが、法輪功を修煉するにつれて持病が全快した。それ以来ずっと法輪功の「真・善・忍」の教えに従って自己を律していた。しかし、1999年7.20に法輪功の弾圧が始まってから、胡さんの一家はこの11年来、中共(中国共産党)当局による嫌がらせ・拘禁などの迫害を受けてきた。
 
 以下は、胡さんが生前、受けた迫害状況である。 
 
2010年1月23日、生前の胡さん

 西寧鎮の拘禁施設は西昌市の政府によって設立された洗脳班である。2003年、胡さんはそこで71日にわたって不当拘禁を強いられた上、宿泊費の口実で2000元以上をゆすり取られた。家へ帰された後も、胡さんは毎日、市の国保大隊による尾行や監視の迫害から逃れることができなかった。
 
 2010年5月7日、胡さんは孫を迎えに出かけたが、途中で警官に強制連行された。警官はその後、胡さんの家に侵入して、仕事に使われるパソコンや印刷機を没収したが、その理由はパソコンの画面に「明慧ネット」と映っていたからだという。
 
 そして、拓荒留置場に入れられた胡さんは入所したときに口の中から入れ歯を取られたため、食事に支障をもたらした。1カ月後、その障害がひどくなり、喉に異物を感じていた胡さんは施設側に健康診断を求めたが、所長の周連に相手にされなかった。こうして、胡さんはやつれて見る影もなくなり、骨と皮ばかりに痩せこけるようになった。
 
 9月20日、西昌市裁判所は胡さんと伍淑君さんに対して秘密裏に裁判を開いた。法廷で胡さんは、咳と吐き気が異常に止まらなくなり、腹痛もひどくなり、ふらふらして立つこともままならなかった。
 
 10月21日、最初から胡さんの治療を拒否してきた施設側は胡さんが死ぬことを恐れ、一時出所による治療で病院へ送ることで、命の危険をもたらした責任から逃れようとした。
 
 結局、胡さんは涼山州第一人民病院に送られ、意識不明の状態に陥った。その後、治療のかいなく12月13日に死亡した。そして、胡さんの遺体は慌しく火葬された。 
 
2010年12月22日

■関連文章
四川省西昌市:法輪功修煉者が留置場で迫害され死亡
四川省:西寧洗脳班での悪質な金銭恐喝の実態
四川省610弁公室:西昌市の洗脳班に迫害ノルマを課す
四川省西昌市:法輪功修煉者が迫害され死亡
四川省西昌市:法輪功修煉者が迫害され危篤
四川省:西昌市の法輪功修煉者が迫害され重病に
四川省:国保大隊・検察院が法輪功修煉者の弁護士への妨害を企む
広州市:法輪功修煉者が強制連行され、子どもが家に取り残されている
ハルビン市:法輪功修煉者が3年間、暴行・拷問を受ける
四川省「610弁公室」、洗脳班を設立して法輪功修煉者を迫害