■日本明慧 http://jp.minghui.org/2010/12/26/mh270174.html 



遼寧省女子刑務所、受刑者を奴隷のように酷使

(明慧日本)私は中国本土から海外に来た法輪功修煉者である。私は法輪功を修煉したとして、2002年に中国共産党(中共)により不当に3年の刑罰を下され、遼寧省女子刑務所に3年間拘禁された。遼寧省女子刑務所は、瀋陽市の馬三家地区に位置しており、そこには約3000人が拘禁されている。その中には法輪功修煉者も含まれている。
 
 中国の労動法の規定によれば、受刑者は祝日、土曜日、日曜日は休日となっている。しかし、遼寧省女子刑務所では、年に一日(旧正月の元日)の休日を除いて年中、奴隷のように酷使されている。2003年〜2005年までの間に、当刑務所に拘禁された女性の法輪功修煉者は約500人にものぼる。全部で10個の監区に分けられ、その他にも年配者と身体障害者の監区が一つ設けられている。監区ごとに年間を通して1、主に2種類の製品を作ると同時に、他の製品も作らされている。
 
 私が拘禁されたところは第7監区で、約350人が入所している。ここでは7つの小隊に分けられていて、小隊ごとに50〜60人が配置され、第1、2、7小隊は電動ミシンで服を縫製する小隊で、第3、4、5、6小隊は、年がら年中、綿棒を生産している。私は服を縫製する小隊に分配された。年中ずっと作業服、シーツ、ベッドカバー、枕カバー、カーテン、デニム服、パジャマ、シャツ、子供服、スカートなどの服、ソファーカバー、ピアノカバー、テーブルクロス、ウォーターサーバーのカバー、座布団、クッション、テレビカバー、時には手編みの手袋、セーター、おもちゃ、綿棒、工芸品などを作った。インフルエンザ流行時期にはマスク、炭素入りマスク、閉鎖式細菌感染防止服装などを大量に生産した。
 
 仕事は各監区長(科級の警官)が請け負う。毎年、刑務所に数百万の加工費を上納し、刑務所の役人に給料を支払った後の残りが監区長の収入となる。金儲けをするため監区長は、中国の労動基準法(受刑者は一日に8時間労動)に違反して残酷に受刑者に労働を強要する。毎日、労動時間は延長され、朝6時半〜夜9時半まで毎日15時間労働を強いられる。しかし、これだけで済まされない。半年以上も残業をさせられ、毎日17時間働かされる。ひどい時には23時間も働かされ、気絶する人や、嘔吐する人もいる。休憩時間は3時間しかなく、また翌日は17時間働かされる。
 
 世界の経済危機、市場の不景気の状況下で、刑務所の加工費は市場価格よりはるかに低い。例えば、ケータリング制服の市場での製作費は、少なくとも8元〜12元であるが、刑務所ではたったの1.3元である。よって、刑務所はとても容易に注文をもらい、常に仕事がある。刑務所は受刑者に給料を支給することもなく、製品の生産量を労働点数として記入し、受刑者の減刑を考慮するものとしている。
 
 また、生産現場の衛生環境はとても悪く、服、枕カバー、パジャマ、シャツなどの製品が床に散らばっていて、人の足で踏まれるが、そのまま包装して市場あるいは海外に運ばれていくのだ。

2010年12月26日


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