日本明慧
■印刷版   

シドニー:世界人権デー、法輪功修煉者が迫害制止を訴える(写真)

(明慧日本)オーストラリア・シドニーの法輪功修煉者は世界人権デー(12月10日)に、ニューサウスウェールズ州マンリー市主催の人権デーパレードと集会に参加した。そして、集会で中共(中国共産党)が法輪功修煉者を迫害し、人権を著しく踏みにじっている実態を暴いた。 
 
横断幕に書かれている迫害の内容を真剣に読む市民ら

中共から拷問を受けた修煉者の数々の写真

横断幕「中共は臓器狩りのため法輪功修煉者を虐殺」

 集会では、マンリー市の市長を始め、市会議員と各人権団体の代表が発言した。人権を踏みにじる行為が世界各地で繰り返される中、平和な国オーストラリアで世界人権デーを祝うことは大いに意義があると位置付けた。
 
 法輪功修煉者も集会で、中共が法輪功を残酷に迫害し続けていることや、暴利を貪り修煉者の生体から臓器狩りをしている驚愕の実態を暴露した。
 
 そして、中国大連市から避難してきた17歳のシンシンさんは、弾圧により一家が一転して暗黒な生活を強いられた経緯を語り、一日も早く迫害を制止できるよう参加者に強く訴えた。
 
 1999年7月に中共が弾圧を始めると、自由な修煉環境を求めるため、シンシンさん一家はすぐに大勢の修煉者と同様に政府の正しい対処を期待し、大連市役所へ請願に行ったが、逆に逮捕された。続いて2000年10月、両親が周囲に法輪功の真実を話したとして、また逮捕された。幼いシンシんさんの面倒をみるため、訪れた修煉者でない伯父も警官に強制連行された。さらに、伯父の釈放のために1万元をゆすり取られた。その後、警官がシンシンさんの通う学校に彼女を除名するよう脅迫したが、彼女は良い生徒だと先生に断固に拒否された。孤児となったシンシンさんは、こうして担任の先生の家で2年半を過ごした。
 
 2003年10月、釈放された両親は、家に戻っても依然として警察に監視され続けた。警察が隣近所を買収し、シンシンさんの一家の行動を監視するようにした。しかし、隣近所はみな陰でシンシンさん一家を応援し、安全なところに引越しするように何回も勧めた。しかし、迫害が全国に広がっている。2006年、中共による臓器狩りの実態が暴露されてから、一家の不安がさらに高まった。シンシンさんの両親が手を尽くして、シンシンさんをオーストラリアへ留学させることがようやくできたという。
 
 多くの参加者と通行人がシンシンさんの訴えを聞いた。そして、人々が中国の伝統舞踊を披露した法輪功修煉者に、熱烈な拍手を送った。 
 
2010年12月31日


(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2010/12/22/122050.html
■関連文章
オーストラリア:世界人権デー、法輪功修煉者が中国大使館前で人権を求める(写真)
世界人権デー、オランダ法輪功修煉者が国会議事堂前で迫害を暴く(写真)
世界人権デー:ドイツ民衆が中共による法輪功への迫害を強く非難(写真)
ドイツ:世界人権デー、法輪功修煉者が迫害に抗議(写真)
オーストリア:世界人権デー、中共の法輪功への人権迫害を暴露(写真)
世界人権デー、マレーシア法輪功修煉者が迫害に抗議(写真)
ドイツ:世界人権デー、法輪功修煉者がクルムバッハ市で迫害を暴く(写真)
台湾雲林県も「人権犯罪者の入国拒否」議案を通過(写真)
シドニー:8400万人の中共脱党者を声援、イベント開催される(写真)
オーストラリア:シドニー・チャイナタウンで脱党ブーム(写真)