足が「ボキ!」という音がした後(二)
文/中国の大法弟子
(明慧日本)修煉はしっかりと行っていませんが、慈悲なる師父が手伝ってくださり、この関を乗り越えることができました。ケガをして5日目には、同修と真相を伝えるまでに回復することができました。
ある日、同修とある村に真相を伝えに行きましたが、とても順調でした。その翌日、別の同修とある村の家に行きました。その家から出た時、村の役人らしき人が来て、「お前たちは何をしに来た? ずいぶん探したぞ」と厳しい口調で尋ねられました。その時、私は少し焦り、正念がなくなり、「あなたたちを救いに来ました」と言えませんでした。ただ、「あなたたちに物を届けに来ました」とだけ答えました。すると「何を届けに来た? 一緒に来い」と言われました。彼に真相を伝えるか、それともここから逃れるか? 私は迷っていました。役人らしき人は、村の方向へ歩き出し、私たちも一緒について来ると思っているようでした。同修は「発正念をし、彼を動けなくして、早く逃げよう」と言いました。同修と発正念をすると彼は動けなくなり、何も言えませんでした。こうして、同修と一緒にその村から逃げることができました。
しばらく歩いた後、同修は「この村でまだ2人の同修が真相を伝えています。どうしているかは分かりませんが、発正念をして同修を加持しましょう。妨害にあってはならない」と言いました。同修と一時間、発正念をしました。そろそろ正午になるころ、別の村に着き、タクシーで帰ろうと思っていたところ、1台の車が私たちに向かって来ました。合図をすると車が止まり、途中まで乗せてくれました。降りた時、お金を渡そうとしましたが、どうしても受け取りませんでした。これは慈悲なる師父が、助けてくださったのです。しかし、恐怖心があったため、運転手に真相を伝えることができませんでした。帰宅後、真相を伝える機会を逃してしまったことを、とても悲しく思いました。
夫が数百キロの機器の下敷きになった
夫は修煉者です。ある日、私が家に帰った時、夫は家にいました。「今日はなぜこんなに早く帰ってきたの?」と尋ねました。夫は「師父が守ってくださっていなかったら、自分は今日、死んでいたかもしれない」と言いました。夫は製薬工場で働いています。その日、数人の同僚と勤務中に、突然、天井にある熱交換器が落下してきて、夫が下敷きになり、現場にいた人たちはみな驚き、呆然としたそうです。みんなは、重い物の下敷きになったのだから、もう終わりだと思っていたそうです。従業員たちは800キロの熱交換器をどかして、夫を病院へ搬送しました。検査の結果、身体のどこにもけがはなく、ただ、かすり傷だけでした。現場にいた人たちは、「こんなに重い物が体に落ちてきて、無事だったとは、本当に奇跡だ!」と言い、夫は「私は法輪大法を修煉しているから、師父が救ってくださったのです」と言ったそうです。
落ち着いて内へ向かって探す
なぜこのような事件が起こるのでしょうか? 私は内に向かって探しました。長年修煉してきて、同修のAさんが言う通り、私の利益に対する心がまだ取り除かれていませんでした。私は古い建物をいくつか持っています。取り壊される際に、できるだけ多額のお金が手に入るようにと思い、私達は建物が良く見えるように窓を作りました。夫は連日、朝から晩まで働き、自分を完全に常人の状態にしてしまっていました。今思い出すと、とても恥ずかしく、これは修煉者の状態ではありません。
利益の心以外にも人心がまだたくさんありました。たとえば、メンツを気にする心、嫉妬心、同修が自分よりよく修煉できている時、同修のために喜ぶどころか、いい気持ちがせず、自分より優れているのをみて恐れていました。学法しても心に入らず、邪悪に妨害されたかのようで、法に同化することができません。煉功も足りません。忙しい時には少なく、時には、煉功しないこともあり、体の調子が悪い時にやっと思い出して、多く煉功するようにしていました。煉功は健康のためだと思っていました。
4回の正時の発正念でさえ、確実にすることができませんでした。真相伝えが少なくなった時、円満成就できないと恐れるなど、たくさんの人心がありました。すべての基点は自我のためです。無意識に旧勢力が按排した道を歩いているのに、妨害されない訳はありません。
これらの執着心を発見した後、私は自分の空間場が一気に明るくなり、もう焦ることはありませんでした。限られた時間の中で、自分をしっかりと修め、師を手伝い、法を正し、三つのことをよりよく行い、師父と一緒に家に帰ろうと決意しました。
しっかりと修煉していません。ですから、法に対する理解が浅く間違っているところは、慈悲なるご指摘をお願いします。
(完)
2011年01月09日
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