■日本明慧 http://jp.minghui.org/2011/02/01/mh035597.html 



生命の聖殿(二)

文/中国の大法弟子・天泓

(明慧日本)
 
 四、人心を放下し、家庭資料拠点を作る
 
 夫から離婚の話が出たことで、私は夫と3歳の娘、そして年を取った親に対して懐かしむ心を引き起こしました。資料拠点全体の安定を考慮して、私は家に帰ることを決めました。家に帰ると、夫は「離婚を待ちなさい」という言葉だけをくれました。義理の親は私に非常に冷たくしました。3歳の娘はもう私を覚えていませんでした。親は私を家に監禁し、夫は電話で、職場はすでに私が帰って来た情報を国安(国家安全保衛員)に報告し、国安が私を捕まえようとしている、と伝えてくれました。
 
 今後はどうしたら良いでしょうか? 私は師父の次のような説法を思い出しました。「皆さんは修煉者であり、全ての変化は皆さんの修煉と法を正すことの中に生まれます。皆さんが悟った全て、得ようとしている全ては、皆さん自身が歩んだこの道の中に生じるのです。旧勢力が私たちに何かの恩恵を与えてくれることや、常人社会が私たちを助けることなどと決して考えるべきではありません。皆さんが常人社会を救い済度しており、皆さんが衆生を救い済度しているのです!」(『各地での説法二・二〇〇二年米国フィラデルフィア法会での説法』)離婚起訴状が私の所に送られて来ましたが、私は離婚を断りました。しかし、それから夫は家に帰って来たことがありません。親と兄達は全力で私を保護してくれました。国安に対し、もしまた私を迫害すると、家族は一切の代価を惜しまず国安を起訴する、と言いました。なぜなら、家庭にもたらした災難はすべて国安によるものだからです。国安は家族の訴えの前で、悪行をやめました。
 
 それは、心が突き通されたような日々でした。お金がなく、夫に対する情も切り捨てにくく、空気までナイフになって心を切っているようでした。毎日できるのは、仕事から帰った後、一人でベランダに座り、静かに学法することでした。大法の一字一句から師父の慈悲を感じ、自分が続けられるよう励まして下さいました。法を深く学んで行くことによって、私は自分の人心の他空間での表れを見ました。天目から他空間で、自分が修煉者の格好をしていながら、懐に裸の夫を抱いているのが見えました。私は師父のおっしゃった「男女双修」の法を思い出し、毎日正念で、内心と他空間にある法に合わない廃物を取り除きました。だんだん人心が消散し、私の正念も強くなりました。私は家庭資料拠点を作ろうと思いましたが、お金がありませんでした。兄は私に収入のもっと良い仕事を探してくれました。技術に詳しい同修が、私に家庭資料拠点が作れるように助けてくれました。
 
 五、勇猛に精進し、同修と共に衆生を救い済度する
 
 この時、兄は私に収入の良い他の仕事を探してくれました。私が仕事に行くその日、他空間では会社の社長がすでに盛宴を準備して私を待っているのが分かりました。師父は「大法弟子は既に衆生が救われる唯一の希望となりました」(『正念』)とおっしゃったことがあります。私はこの会社に三年以上いました。たくさんの同僚達が「三退」をして、ある同僚は大法書籍も見て、いつかきっと大法を学ぶと表明しました。そして、私は真相を知った衆生が、一カ月も過ぎないうちに、みな良い仕事に就いていることを発見しました。その後、自分の周りにはまた新しく救いを必要とする衆生が来ました。
 
 衆生の救いを渇望する心は本当に表現できません。記憶によると、言動があまりにも下品すぎる復員軍人が職場に来ました。私は嫌だったので、その人に真相を話しませんでした。このような人に大法の真相を聞く資格があると思うでしょうか? 同じ寮の女性の同僚は、私に次のように告げ口をしました。その復員軍人は毎週末、私が家に帰った時、いつも私のロッカー鍵をこじ開けて物を出して使っているというのです。私はとても腹が立ちましたが、何もしませんでした。ある日、その人は私を呼び止めて「お姉さん、私はあなたの『転法輪』を読み終えました。毎週、あなたが家に帰った時、私はいつもあなたの鍵をこじ開けて、持って来て2日間見てから再びこっそり戻しておきました」と言ってくれました。私はそれを聞いた後、笑い出しましたが、その復員軍人は真面目に「法輪大法は素晴らしい!」と言いました。それから、私は人の表面を見なくなりました。
 
 私は、時間を大事にすべきだと分かっています。毎日、仕事が終わると、軽く食べてから学法します。寮への帰り道に、前日夜に準備した真相の手紙をポストに入れます。毎日4回の発正念もちゃんとします。大量に学法し、たくさん発正念をした結果、資料拠点の平穏な運行、そして修煉環境が少しずつ良くなること、及び親族と友達のさまざまな方面からの援助と保護でした。驚いたことに、私は他の空間で自分が荷物をいっぱい積んだ大きい車を引いており、親と兄達はみな車の両側で私を助けて車を押し、父親は厳しい声で、道端で強奪しようとする匪賊達を叱っているのを見ました。そして、私はまた次のようなことに気が付きました。自分が夢の中で悪を取り除くことを忘れず、目覚める時、親族と友達はなんとみなそばで私を囲み、自分の念が夢の中でどのように動くかを見ていました。私から見ると、名利に夢中な長兄が意外にも私に落ち着いて学法すべきだと言ってくれました。大法の修煉は本当に不思議です!
 
 毎週金曜日の午後、私はいつも3時間ぐらいバスに乗って家に帰り、そして2日間全力を尽くして真相資料を作ります。パソコン2台とプリンタ2台が同時に運行し、毎週100冊の『共産党についての九つの論評』、そして明慧週刊と真相小冊子、DVDなどを作ってこそ、同修達の衆生を救い済度する需要に応じることができます。これまでの資料拠点での錬磨で、私は一人ですべてを行うことができました。
 
 (続く)
 
2011年02月01日


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