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内に向けて探せば 尽きる事のない恩恵を受ける


文/中国の大法弟子 心蓮

(明慧日本)最近、私は修煉において一人の大法弟子として、時々刻々、すべてのことに対して、どこでも内に向けて探すことができれば、尽きる事のない恩恵を受けると悟りました。
 
  私は財務関係の仕事をしています。ある日の午後、計算担当者が突然、2日前にすでに決算が済んだ項目において、私が50元少なく計算したと言いました。私が最初に考えたことは、「ありえない! 毎回精算するとき、いつも私が集金した現金とレシートが合っているか確認の上、また計算担当者と出納係が1回ずつ計算し、問題がなければ、最終的な決算をしている。しかも、2日前にすでに問題なく決算が済んで、レシートなどもすべて上層部に納めたのに、どうして今になって間違っているというのか」ということでした。
 
 私はこのことについて、表面的な常人の理を語ろうとするとき、突然、何かにぶつかったら自分を探すべき、という一念が浮かんできました。そうですね、帳簿に問題があるのではなく、必ず私に修めるべき心があるはずです。そして、私は「今回間違ったら、本庁で分かるようになるだけでなく、機関のスタッフも分かるようになり、ひいては上の階層で仕事をしている夫の会社にまで伝わっていったら、どんなに大きな影響があるだろう。私は自分が間違って、自分の会社の人が知っても怖いことはないが、もし機関全体や夫の会社の人が知ったら、夫のメンツがなくなる」と思いました。これはメンツを気にする心で、情の要素が含まれています。私は、普段から仕事で間違いが起きたら、夫が知ることを怖がっていました。旧勢力はこの心を利用して、隙に乗じようとして、大法弟子に泥を塗り、大法弟子が真相を伝え、衆生を救い済度することを邪魔しようとしました。
 
 この心を見つけた後、私は仕事をするとき、けっこう落ち着きました。午後になって、パソコン入力を担当しているスタッフが入力をするとき、計算担当者の計算が間違っていることに気づき、細かく確認したら、計算担当者は30を80と見間違えていました。私はタイムリーに内に向けて探し、自ずと邪魔を取り除くことができました。
 
  出発点を正せば、奇跡が現れる
 
 ある日、同僚と雑談をしていたとき、「私が集金を始めたばかりの時、自信がなくて、緊張のあまりお客様に50元少なくおつりを出したことがあり、その後、決算するときに気づき、そのお客様に返しました。それから、そのお客様は私をとても信用している」という話をしました。話をする中で、私には知らないうちにいろいろな人心が出てきました。同日の午後、決算するときに、なんと100元が足りなくなっていました。いくら計算してみても、少なかったのです。心を静めて考えてみると、自分は修煉者で、いかなることにぶつかっても偶然ではない、必ず自分の修煉と関係があると思いました。そして、この部分の現金は当日銀行に預けないことに決め、夜にもう一度計算してみました。
 
 夕食の後、私は学法を始め、人心を探し始めました。雑談をしていた当時、顕示心、歓喜心と自分を実証する心があったことを見つけました。その後、もう一度計算してみても、やはり100元足りませんでした。翌日の朝、学法するとき、私は、旧勢力はこのことを利用して大法弟子に泥を塗り、衆生が大法弟子の素晴らしさを見ることができないようにし、衆生が大法弟子の真相伝えを受け入れないようにします。最終的な目的は、衆生が救われないようにしているのだ、と悟りました。出発点を衆生のためにしたとき、私は自分がこのことから解放されたように感じ、心がずいぶん落ち着きました。そして、私は心で旧勢力の按排を否定しました。旧勢力の按排したすべてを否定し、師父の按排に従う、という一念を発しました。銀行に向かうとき、私はすべての心を放下し、ただ、すべては師父の按排に従う、という一念だけを抱いていました。銀行のスタッフが現金を数えると、なんと100元多くなりました。
 
 このことを通じて、私は、修煉者の発したすべての念の出発点がいかに重要であるかを悟りました。さらに、人心を抱えて仕事をすることがいかに危険かも悟りました。
 
 怖れる心を取り除けば、自ずと誠実の要素が多くなる
 
 ある日の夜、夫は酒を飲んで帰宅しましたが、家に入ったらすぐ、私に「他の人から電話があって、あなたが30分前に退社したと聞いたが、どうして5時半に家に着いたのか、どこに行ったのか」と聞かれました。私は本を借りに行ったと答えました。彼は不愉快そうに聞き苦しい言葉を口にしました。私はいろいろな考えがからみ合って、浮かんできました。警官に監視されているのではないか、夫も面識がある警官の張が電話で、夫に教えたのではないか? その時、私は頭が重くなり、息が苦しくなり、慌てて法を暗記しました。すると少しずつ落ち着きました。
 
 今回、恐怖心が出てきた理由は、新しい会社の仕事場に監視設備がありましたが、私はそれを否定することができず、監視設備が私に影響があると認めてしまいました。その結果、2日後、夫は「あなたは会社で大法の本を読まないことはできないか、また写したりして」と言いました。彼はどうして何でも分かっているのか、誰が毎日余計なことをしているのか? そうだ、会社の書記は、お昼に夫と一緒にお昼ご飯を食べているからだ。前回電話したのも会社の人が電話をしたのだ、どうして私は警官だと思ったのか? これは恐怖心が招いたものではないか? といろいろな考えがめぐりました。
 
 私は幼いときから、ずっと自分の能力を疑い、それによって、仕事をするのに、受け身になっています。真相を伝えるときも、人に告発されることを怖がっていました。これはすべて恐怖心が私を邪魔しているのでした。私は疑う心、怖れる心を掘り出したら、人に対する誠実の要素が多くなり、真相を伝えることも順調になりました。
 
 以上は、個人の次元での悟りです。足りないところについては、同修の皆さんの慈悲なるご叱正をお願いします。
 
2011年02月05日

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