日本明慧
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真相の手紙を送る中で心性を向上させる(一)


文/遼寧省の大法弟子・平平

(明慧日本)1999年7.20以降、共産党の大法弟子に対する迫害はますます激しくなりました。当時、県の馬三家労働教養所で18人の女姓大法弟子を男性の牢獄に監禁する悪質な事件が発生しました。迫害を制止するため、私たちは人々に真相を伝え始めました。当時はどのように行えばいいかよく分かりませんでした。師父は経文の中で次のようにおっしゃいました。「学習者は把握したことに基づいて通常のルートで各級の政府、あるいは国の指導者に伝えてもよいのです」(『精進要旨』「安定」) それで、私たちは政府の各部門に手紙を書いて、大法を理解してもらおうとする考えがありました。当時の邪悪な環境の下で、いろいろと心配して、考えを行動に移すのに時間がかかりました。
 
 周りの年配の同修は、私たちの考えを聞いてから「あなた達はみな文化知識があります。なぜ書かないのですか」と励ましてくれました。私と数人の同修は、それぞれ県庁の役人に真相の手紙を書きました。書く中で、私たちは大法の力を感じ取りました。心性の向上につれて、法を実証する自信も強まり、怖れる心もおさまりました。その後、私たちはまた国の政府部門に真相の手紙を書きました。当時、電子ファイルの真相資料が少なくて、みな手書きの手紙を送りました。私たちは学法を堅持し、絶えず認識を高めて同修と交流することを続けました。
 
 地元で建てた資料拠点が大量に真相資料を印刷することができてから、私たちは真相資料を配るプロジェクトに参加しました。私たちは真相資料が届きにくい検察庁、公安部、国営企業などに郵送の形で真相資料を送りました。私たちはまた、迫害された同修の会社にも真相資料を送りました。それらの会社の人が真相を知って、同修への圧力が減ってくれればと思いました。後に、真相資料を郵送する効果が良いので、私たちは範囲を広げ、郵送する量も増やしました。
 
 時間が経つにつれて、旧勢力が加える各種の妨害も絶え間なく、同修の間にもトラブルが生じてきました。最初に生じた問題は経済上の問題でした。印刷用の消耗品、切手、封筒の資金を必要とします。利益上の取捨は、一人一人の同修にとっての心性の関です。師父は『精進要旨・漏れるところなし』で「捨てることができることは、修煉の昇華です」とおっしゃいました。私たちの経済能力は限られていて、同修たちは毎日の生活費用を節約してプロジェクトに参加しています。しかし、やはり資金は限られていて、長期的に続けることは難しいことでした。ある同修は、経済的に続けることは無理ですが、口に出すことができず、言い訳を探したりする現象がありました。
 
 (続く)
 
2011年02月11日

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