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お金を拾っても心は動じない


文/中国の大法弟子

(明慧日本)河北省安平県で法輪功を修煉している夫妻は、2010年旧暦12月25日の晩、家に戻る道中、ご主人が足で何かを踏みましたが、気にせず通り過ぎました。後ろで歩いていた奥さんは拾ってみると、なんと百元札(中国では最高額の紙幣)多数と、キャッシューカード4枚、身分証明書が入っていました。
 
 2人は家に戻ってから、身分証明書に基づいて、落し主を探そうとしました。奥さんは写真を見て、見覚えがあると感じ、上の階に住む人ではないかと思いました。そして苗字を確認した結果、身分証明書と一致しましたが、その男性はすごく落ち着いていて、何かなくした様子ではなかったので、その場で渡すのをやめて様子を見ることにしました。
 
 翌日、奥さんは拾った物の置き場所をご主人に教えて、出かけました。昼ごろに戻ったとき、拾い物を上の階に住む男性に返したそうです。ご主人の話によると、その男性は慌てて階段を何回も往復し、何か物を探していたようで、夫婦喧嘩の声も聞こえたそうです。
 
 拾い物をその男性に返したとき、お礼に400元渡され、ご主人は「私は法輪功修煉者です。お礼はいただけません。私たちの師父はいかなることにおいても、他人のことを先に考える人になり、無私無我の良い人にならなければなるよう教えています」と答えました。落し主の男性は感激を受け「私に何かできる事があれば、遠慮せずに言ってください」と話したそうです。ご主人は彼に、法輪功が受けている迫害の真相を伝えました。「私たちの師父は濡れ衣を着せられ、法輪功修煉者は不当に収容され迫害されています。大法弟子のために公正な言葉、「法輪大法は素晴らしい」と伝えてほしいのです、と話したそうです。
 
 この法輪功を修煉者している夫妻は、アルバイトで生活設計を立てています。生活は決して裕福ではありません。しかしお金を拾ったときは、お金を目にして義理を忘れませんでした。そして、拾った物を落し主に返し、お礼を求めず、ただ中共(中国共産党)の虚言に騙されないように、「法輪大法は素晴らしい」ということを覚えてほしいと願っただけでした。現在の社会において、真に他人のことを考える者は珍しいものです。
 
 今お話したことは一例にしか過ぎません。一昨年、トラックの運転手をしている法輪功修煉者は、自分のトラックに時価7千元のシルクを誰かが置き忘れているのに気づきました。彼は販売店を一軒一軒訪ねて回り、持ち主を見つけて、そのシルクを持ち主に返しました。法輪功を修練する人は本当に良い人を目指しているのです。 
 
2011年02月15日

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