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会社社長として大法を実証する(二)


文/中国の大法弟子・了願

(明慧日本)法輪大法は、真、善、忍の法理に従って良い人になるようにと教えているので、何かあればまず人のために考えて、トラブルにおいては自分の原因を探し、人を傷つけないように、完全に人のためにならなければなりません。しかし、現世の社会は道徳が著しく低下しており、皆がこの染めものがめの中で汚染されています。
 
 従業員たちのために、私は会社内で誠実、善良、礼譲、寛容するように教育し、会社の総会で道徳を向上させるように励ましています。良い仕事をする前に良い人になるのが大事で、こちらまで来られるお客様に対して親切に根気よく説明してあげるようにと皆に言いました。
 
 会社の年末個人評価の時に、従業員の道徳観念、家庭の関係、仕事内容、汚職の有無などを評価の一部にもりこみました。この結果により、翌年度の給料と昇給などを決めて、皆が自律して良い従業員になるようにしています。
 
 今の中国本土では皆が投機、成金などを目指して、自分が昇進するようにと考えています。我が社では、公平公正な環境を作るために、昇進するためにまず人格を高めて、その次に仕事をしっかりするようにすれば、自然にそれなりの待遇がもらえるので、他は何も通用しません、と言いました。
 
 数年来、会社の従業員たちは私の言うとおりに行ない、今の幹部は従業員全体に信用されています。10年来、辞職や他の同業者に引っ張られた人は一人もいません。仕事環境は快適で、管理層が真面目、人間関係がよく、社会の不良な風習がないと、皆が評価しています。
 
 会社には若い人が多く、経験不足のため、仕事上でミスするのも避けられないことです。一般の会社では、ミスした人に対して幹部がきっと怒ります。役員会で、私は他の管理者らに次のことを話しました。「人がミスをするのは仕方がないことで、寛容に対応しなければなりません。指摘しても本人のためにするのであり、本人が向上するのが目的で、懲戒するのが目的ではありません。真に教育ができて、これから二度としないようにすればよいのです」 会社の古い従業員が検察機関に規律違反で処分されたことがあります。私はこの従業員を排斥しませんでした。従業員と一緒に過ちの原因を分析して、今後しないように反省しました。従業員は深く反省して、正しい人生を歩みました。新年のあいさつで、従業員は私の携帯に、一生の中で出会った一番良いだ人とメールを送ってくれました。
 
 会社の事業分析レポートは、各事業所の政府に納税額を決められるので、権力がそれなりにあります。これに対して、会社の清廉潔白を重視し、いろいろなルールを作りました。一部の事業所は減税するために、私個人に金や商品券、貴重品などを賄賂として渡してきました。私はこれに対してなるべく断り、どうしてもできない場合、その分を会社に入れました。従業員も拒否、あるいは積極的に自分の得た余分のお金と貴重品を会社に納入しました。
 
 修煉者としては、どこにいても良い人で、他人や社会にも有益にしなければなりません。私のいる業界は技術性が高くて、責任が重く、重大な経済損失につながるものです。上の関連部門がこの問題に対してあまり重視しないため、関連規定に欠陥がありました。これについて、私は自ら提案し、市役所の関連部門に専門機構と関連人員を配置してもらい、業界の管理や技術の基準査定などを完備させ、重大な経済損失が避けられるようにしました。市の局長が意見を採択して、関連人員を配置してくれました。それから、私は業界内部の問題を発見してから解決方法を提案し、業界の規範などをも委託されました。こうして、市の業界管理は混乱の局面を一新して、良い発展の軌道に乗りました。
 
 12年間修煉してきて、心性を向上させて道徳を高め、良い人になりました。仕事では会社を良い方向に導き、確実に事業を発展させました。今の市場競争の中で、会社は絶えず拡大しつつ、よい反響を博しています。今まで10数個の奨励を授与され、全国の同業会でもトップに仲間入りました。
 
 上記の経験を書き出して、大法弟子はどこでも修煉でき、どこでも大法弟子として働けることを交流したいと思いました。大法弟子であれば、普通の人でも幹部でもかかわらず皆が良い人であり、社会にとって有益なのです。 
 
2011年02月24日

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