■日本明慧 http://jp.minghui.org/2011/03/01/mh034820.html 



法輪大法のおかげで、夫の不倫騒動に善をもって対処できた(一)

(明慧日本)2010年6月11日夜10時半ごろ、充電中の夫の携帯電話が2回震えました。2回目の時、私は客間でテレビを見ていた夫に携帯を渡しました。夫は電話を見た後、少し不自然に「マージャン友達からの電話だ」と言って、そして電話をかけて、「今日は行けません、家でテレビを見ます」と言いました。30分後、家のドアをノックする音が聞こえました。こんな遅い時間に誰だろうと思ってドアを開けると、2歳の子供を抱いたAさんとAさんの妹でした。
 
 5年前に、夫はダンスホールでAさんと知り合って、交際を始めました。かつてAさんは家に来て、二人の不倫関係を私に教えました。私と夫は仲むつまじい夫婦で、一度も喧嘩したことがなく、親戚と隣近所も二人を羨んでいました。しかし、彼がこんな事をするなんて、と私はとても悲しくて辛かったのです。
 
 一晩寝つけず、『転法輪』をめくって、「修煉するにあたって、具体的なトラブルに対処する時、誰かに辛く当たられたりした場合は、たいてい次の二つの原因が考えられます。一つはおそらく前世にその人に対して何か悪いことをしたのかも知れません。あなたは、『どうして私にこんな酷いことをするのだろう?』と言って心のバランスをくずすかも知れませんが、しかし、あなたはなぜ前世でその人にあんなことをしたのですか?」が目に映りました。私は冷静になって夫を許しました。「私が法輪大法の弟子でなかったら、きっとあなたを許すなんてしません」 夫はとても感動して、「法輪功に感服します。これからあなたの修煉を反対しない」と言って、Aさんとの関係を断ち切ると誓いました。私も夫の話を信じました。
 
 私は修煉してから、体が健康になったほか、性格が優しくなって、度量も広くなりました。例えば、昔、夫は彼の兄に200元(日本円で約3000円相当)をあげても私は腹が立ちましたが、今、夫が親戚にどれほどのお金をあげても私は平然としています。2人の兄嫁と仲良くして、姑と舅に実の両親のように孝行しています。舅が亡くなった後、私は進んで姑を家に迎えました。今年、姑は突然転んで半身不随になって、入院中、私は全力で看病して、大法弟子のすべきことをしました。同じ病室の患者と家族はみんな「こんなに良い嫁をもらって幸せですね」と姑に言い、夫も私にとても感謝しています。
 
 しかし、目の前の現実を見て、私は本当に信じられませんでした。5年来、彼らは関係を断ち切るどころか、子供まで作っていました。しかし、私は修煉者ですので心性を守らなくては、良い縁にせよ悪い縁にせよ、Aさんたちが家に来るのは一種の縁で、私は慈悲を持って接しなければいけないと思いました。私は、「家に入ってから、あなたたちは思う存分に騒いだり罵倒したりしましたが、私は一言も言い返していません。なぜだか分かりますか? 私は法輪功を修煉しているからです。私の師父は『一人の煉功者としては、まず殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さないで』と教えており、私はそのとおりにしています。法輪功は人々に良い人になるようにと教えているので、くれぐれもテレビに流れている嘘に騙されないでください。夫との関係に私は興味を持っていませんが、法輪功が素晴らしいことだけを教えてあげたいのです」と言いました。
 
 私はテレビをつけて、Aさんたちに神韻芸術団の2010年公演を見せて、また『風雨天地行』、天安門広場焼身自殺の真相ビデオを見せて、因果応報の理を教えました。一晩、誰も眠っていませんでした。夜が明けて、Aさんは私に法輪功を教わりたいと言って、私はAさんに師父の広州説法のテープを流して、9講を一通り全部聞かせました。それから、Aさんに煉功動作のビデオを見せました。第3セットの功法を教えた時、Aさんは疲れたと言って、ソファに倒れました。
 
 3日目、Aさんはお腹が痛いと訴えて、とても辛い様子でした。「本当に法輪大法を信じて、あなたは心の中で『法輪大法は素晴らしい』と念じれば、きっと効果があります」と教えました。また、Aさんの善良を呼び起こすために、私はAさんの横に座って、「あなたの辛さは分かっています。実は人生そのものは辛い過程で、悪い事をしたら返済しないといけません。あなたは実に善良な人で、故意に悪い事をしたいのではないと思います。今、改めればまだ遅くありません。これからの人生をしっかり生きていてください」と言いました。Aさんは聞いた後に涙を流しました。
 
 4日目、夫も家にいるので、ちょうどこの良いチャンスで皆に「4.25真相」を見せようと思たところ、突然Aさんは「大法の話をもうしないで、私は聞きたくないし、あなたのように学びたくもない」と言い出しました。
 
 世の人はすべてかつて師父の肉親だった、と師父はおっしゃいました。師父の肉親に対して私は優しくしないといけません。また、私は愚かに夫に怒ってはいけません。寛容な態度で夫を許すべきです。「私たちは結婚20年の夫婦です。いったん天地と両親に認めてもらった婚姻は神聖なもので、一種の誓約でもあるので、あなたたちの不倫行為は違法な犯罪です。他人の家庭を離散させる行為はきっといずれ罰を受けます。あなたたち二人にこのような罰を受けさせたくありません」と、私は言いました。
 
 5日目、午前6時に発正念をした後、私は『普度』の音楽を流して、続いて大法真相のビデオを流しました。夫、Aさん、Aさんの妹、みんな揃っているので、真相を伝える貴重な機会でした。しかし、10時頃、私の心性に対する試練が起きました。Aさんは突然ブラジャーを脱いで客間の床に投げて、Aさんの妹は「脱ぎましょう、全部脱ぎましょう!」と叫びました。夫の前で服を脱ぐなんて、明らかに私に対する嫌がらせです。Aさんは脱ぎながら「あなたは修煉して仙人になればまだ怒るのですか? 仙人は怒るなんてしないでしょう」と言いました。私は無言で自分の部屋に行きました。
 
 午後、彼女はまた夫に向かって騒いで、飛び降り自殺をすると脅かして、夫に離婚を求めました。夫は私にとてもきつい言葉を言い残して、鞄を持って家を出ました。私は自分を落ち着かせて、自分が修煉してから心身ともに恩恵を受けた体験をAさんたちに話して、「三退」のことも伝えました。最後に、二人は「三退」をしました。
 
 同時に、内に向かって自分の不足を探すと、私は色欲、疑心、自己の考えを固守する執着、メンツを重んじる心、指摘されたくない執着、人の欠点ばかりを見る執着、学法の時に集中しない、発正念の時に眠気に襲われる、などなどが見つかりました。私は驚いて目が覚めました。
 
 6日目は端午の節句の日で、夫は休みで、私はまた皆に法輪功の真相ビデオを見せました。夫がいると、Aさんはまた凶悪な態度に変わりました。私はとても悲しく、体が重くて胸がむかむかして、ご飯も喉を通りません。修煉者である私がどうしてこんなことに遭わないといけないのか、とばかり思いました。最も辛いこの時に、突然、師父の言葉をたくさん思い出しました。自分の心を正してから、体が一瞬、浮くように軽くなり、心の容量が大きくなったのを感じて、穏やかな気持ちを取り戻しました。本当に「修は己にありて、功は師にあり」(『転法輪』)のとおりです。
 
 Aさんはとてもかわいそうだと思いますが、何を言ったら良いか分かりません。人を救い済度することの難しさを実感しました。
 
 我が家から出てほしいと願ってもAさんは断固として出ません。それでは、真相をどれほど受け入れられるかに関わらず、とにかく最大限にAさんを救いましょう。そこで7日目と8日目、連続2日間で私はAさんに『共産党についての九つの論評』を見せて、9日目、引き続き『未来へ伝えたくて』と『予言と人生』などを見せました。そして、Aさんに「今の機会を大切にして、今が過ぎたら二度とこんな機会にめぐり合えないかもしれません」と言い聞かせました。
 
 (続く)
 
2011年03月01日


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