■日本明慧 http://jp.minghui.org/2011/03/05/mh063457.html 



台湾の官民、中国遼寧省長の台湾訪問の拒否を呼びかける(写真)

(明慧日本)法輪功迫害に加担している遼寧省長・陳政高が2011年2月15日から1週間台湾を訪問した。高雄市、雲林市の県議会の数人の議員、立法委員、教授、人権被害者、人権弁護士、迫害された法輪功修煉者救援協会、中共人権侵害者に対する「三不連盟」など各界代表が、それぞれ訪台前日(14日)に、高雄市と雲林市で記者会見を開き、遼寧省長・陳政高の台湾訪問に抗議し、政府に陳の入国を拒否するよう呼びかけた。
 
 会場には「自由時報」「中国時報」「聯合報」「中央社」「民衆日報」「新新聞報」「真晨報」「少年中国晨報」「台湾新聞報」「台湾立報」など、たくさんのマスコミが集まった。



 「法輪功迫害追跡調査国際組織」の報告によると、1999年に江沢民が法輪功への不法な弾圧を発動してから、遼寧省は法輪功修煉者への迫害が最も残酷な省の一つで、過去12年にわたって陳政高はずっと迫害の最高指導者だった。さらに2008年に瀋陽五愛街のアパレル企業家である、法輪功修煉者・于溟さんへの迫害命令を直接出して、拷問で有名な遼寧省馬三家労働教養所で、于溟さんを殴打、電気ショックを加え、何日も吊るし上げ、3カ月にわたって、彼を特製の鉄檻に入れ、立つことも寝ることもできないようにして、警棒で性器に電気ショックを加え、体に冷たい水をかけ、綱で固定して、下半身を圧迫し、虐殺しようと自殺声明書まで偽造し、拷問による罪悪を隠そうとした。
 
 また、明慧ネットの統計によると、2011年2月まで遼寧省の法輪功修煉者が迫害により死亡した人数は409人に達した。
 
 雲林の劉建国委員は「台湾は自由民主の国家であり、人権に対する基本的な保護は言うまでもない。このような長期間にわたって人権を迫害する中国共産党の高級幹部らを歓迎、招待したとすれば、それこそ皮肉なことではないでしょうか」と述べた。
 
 劉委員は、より多くの人が立ち上がって政府に要請するよう呼びかけ、「人権を守る立場から、決して人権を迫害する中国共産党の高級幹部を台湾に入境させない、さもないと国民及び国際社会に釈明できません」と述べた。
 
 雲林県の蔡岳儒議員も、陳政高が訪れる予定の国際企業・台塑六軽の良心に基づき、人権の尊厳を守るべきで、このような人間を招請、歓迎しないよう呼びかけた。
 
 高雄市のシャオ永達議員は、「中共の人権迫害の例は多すぎます! 中国国内の人権侵害者が台湾に来ることを認めることは、自分に関係がないと思うかも知れませんが、残念ながら明日になると、彼らは中国本土で使った拷問などの手段をあなたに使うかも知れません」と述べ、できるだけ早く第1回高雄市議会で改めて台湾訪問を拒否するよう提案すると表明した。
 
 「人のためではなく、自分を守るためです」と、高雄の人権弁護士・劉思龍氏はナチスの迫害と比較して、ユダヤ人及び全世界は現在までその蛮行を追及していると述べた。「台湾と中国の交流で人権を無視すれば、それは価値がありません。この世の価値観は世界中で違いがありません」
 
 高雄市の陳致中議員は、「自由、民主、人権は中国共産党に対して台湾が優勢であり、中央政府にこのことについて着実に行う事を促します」と述べた。
 
 高雄市の陳政聞議員は、「陳菊さんは人権市長として政府を率いて招待しない措置を取るべきです」と訴えた。
 
 高雄市の張文瑞議員は、全力で陳政高の蛮行を譴責すると同時に、台湾に入ることを断然反対すべきだと指摘した。元国策顧問の周平德氏はきびしく「歓迎しないだけでなく、追い出すべきです」と指摘した。
 
 高雄市の鄭新助議員は、「個人的には、遼寧省長・陳政高の到来を、法輪功修煉者が正式に訴えるべきだと思います」と述べた。
 
 法輪功人権弁護士団のスポークスマン朱婉琪氏によると、立委陳亭妃及び法輪大法学会は半月前に陳政高の犯罪証拠を移民署、陸委会、法務部に送り、立法院が成立した人権提案に基づく入国禁止を求めた。立法院の決議のほか、台湾全土で12の県市議会が中共人権迫害者に対する「三不提案」を議決したが、いまだに政府は正式の反応がなく、人権立国の国策をどう実行するか、遅かれ早かれ政府は、波のような中共の人権迫害者の入境に反対する民意に釈明する必要がある。
 
2011年03月05日


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