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黒竜江省:懲役14年を宣告された法輪功修煉煉者が女子監獄で迫害される

(明慧日本)2002年3月上旬のある日、黒竜江省・嫩江(のんこう)県東風街に在住の法輪功修煉者、董麗敏さん(49歳女性、個人経営者)は突然、嫩江農場公安出張所の警官、黒竜江省九三農墾610弁公室の関係者に連行され、九三留置場に収容された後、不明な薬物を強制的に注射された。董さんは直ちに自分を釈放するよう当局に訴え、断食を行い不当な逮捕に抗議したが、灌食をされ、暴力的に喉から食物を注入された。2002年7月18日、董さんは九三農墾裁判所によって懲役14年の刑を宣告され、7月29日に黒竜江省女子監獄に入れられてから迫害を受け続け、その後8年も経った。董さんは様々な迫害を受けたため、重い心臓病を患い、手足からは力が抜け、体は極度に消耗しているが、迫害がやむことはなく、黒竜江女子監獄の第五監獄区の警官は絶えず危篤状態にある董さんを迫害し続けている。

実演:不明薬物を注射される様子

 14年の刑を宣告された董さんは、黒竜江省女子監獄の第九監獄区に収容された(備考:中共は最近刑務所の名前や監獄区の名前を頻繁に変えている。これは内部で行われている数々の犯罪の隠蔽が目的と推測されている)。当時の区長は楊華、張春華、警官は賈文君、王少健、楊風玲、徐占玲らである。警官らは受刑者をそそのかし、法輪功修煉者を監視させたり、暴力を振るわせたりした。当時の受刑者のリーダーは王学珍であり、王はほかの受刑者に命令して、董さんを虐待し、24時間ずっと、うずくまる不自然な姿勢を強制するなどした。
 
 2003年に区長は鄭潔に変わった。2003年の秋季から2004年の秋季まで、彼は法輪功修煉者たちを冷たいコンクリートの床に長時間座らせ、毎日の食事は粗末な饅頭半分だけしか与えず、買い物も許さなかった。彼は毎日、朝の5時半から夜の11時半まで冷たい地面に法輪功修煉者を強制的に座らせた。迫害に加わった受刑者は季春華、張春艶、侯貴芹らである。
 
 2005年4月11日、4、5人の女性受刑者は董さんを罵ったり、侮辱したりして虐待した。彼女らは董さんに、強制的に法輪功を中傷する書籍を手に取るように強要したが、董さんは拒否した。すると、彼女らは董さんの手を地面に押さえつけ、足で力一杯踏みにじるなどの暴力を振るった。その頃、区長は顔玉華に変わり、顔区長は法輪功修煉者を迫害するための洗脳班を設置し、董さんを洗脳班に入れて洗脳を行った。毎日、法輪功を中傷し、中共(中国共産党)を称揚する内容のビデオや録音を強制的に視聴させた。
 
 2006年4月、董さんは第一区に移送された。監獄長の劉志強は二つの転向班を設け、法輪功修煉者への迫害を強化した。彼はさらに隔離区を設け、第十一区と第十三区と名付けた。
 
 2008年4月、董さんは第十一区に移送され、転向を強いられたが、董さんは従わなかった。その後、董さんは第五区に戻された。
 
 董さんは長期にわたって中共に迫害され、14年の監獄生活を強いられ、夫も離婚し去っていった。

 
黒竜江省女子監獄

2011年03月21日

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