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ニューヨーク:9千万人脱党達成の祝賀パレードが行われる(写真)

(明慧日本)中共(中国共産党)の組織からの脱退者がもうすぐ9200万人を突破することを記念して、2011年3月27日、ニューヨーク・ブルックリン地区のチャイナタウンでは盛大なパレートと集会が行われた。集会に集まった人々は、9千万の華人の前途を祝福し、さらにもっと多くの華人が中共の組織から脱退するよう呼びかけた。
 
 ニューヨーク州の下院議員ジェームズ・テディコ氏は、今回のパレードの主催者である「全世界脱党支援センター」宛てに「自由は神聖なもので、神は地球上のすべての人に生存権を与えている。60年以上にわたる共産党の統治下で、数百万人の民衆はずっと宗教と政治の自由を求めて奮闘してきた。全世界脱党支援センターが人権と自由を守るために行った尽力は称賛に価する」と祝辞を贈った。
 
 市民がパレードに感動、華人は奮って「三退」
 
 パレートでは天国楽団が先頭に立ち、威風堂々たる行進を行った。演奏者たちは気合充分で、次々と勇壮な楽曲を演奏した。天国楽団の後ろには法輪功修煉者の隊列が続き「天が中国共産党を滅する」などの横断幕やプラカードを掲げ、脱党の状況と法輪功の真相を訴えた。そして、その後ろには獅子舞と腰鼓チームが続いた。公の場でこのようなパレードを行うことは、中国人にとって想像を越える出来事で、もし中国国内でこのようなパレードを行えばすぐに逮捕される。そのため、この日のパレードは市民たちを大いに感動させ、「三退」した市民は200人を超えた。

ニューヨーク市ブルックリン区のチャイナタウンでのパレード

 買い物に来た年配の劉さんは、足を止めてパレードをしばらく観覧した後に、感慨無量な様子で「中国の政治体制は人民の犠牲の上に成り立つ制度である。なぜこのような政権が今日まで存在し続けることができたのか、私には分からない。現在、経済力以外に、西洋文明や民主主義と比肩しうるものを、中共は何ひとつ持っていない。私は中国の未来は法輪功と密接な関係があると思う。中国人は何かをしたいならば、今のうちから立ち上がるべきだ」と語った。
 
 移民2世で米国生まれ、米国育ちのウィリアム・リーさんは、東洋の文化に興味を持ち、東洋の歴史や政治、周辺国家との関係を研究している。彼は「私は中国語と英語で書かれた脱党声明を読んだ。中共の暴政は中国の一部の地区だけでなく中国全体、ひいては他国にまで影響を及ぼしている。だから、今日のようなパレードはとても重要な意味を持っている」と述べた。
 
 渡米して4年あまりの匿名の中年男性は、目に涙を浮かべて「中国にいた頃から、自分の親戚を含めて多くの法輪功修煉者が当局に逮捕された。彼らに罪がないことは分かっていたが、私は何も言う勇気がなかった。誰が政権を握るのかが重要ではなく、国民が幸せになることが最も重要なことだ」と語った。
 
 中共はまもなく崩壊し「三退」は新しい人生の幕を開く
 
 この日の集会では、数人の民主人権活動家が演説を行った。彼らは「9千万人もの人が脱党したことは、中国人が中共の悪らつさをはっきりと認識したということであり、中共の崩壊が目前に迫っているといういことでもある。今日、世界中で独裁者が次々と打ち倒されている。次はきっと中共だ」とスピーチをした。

「法輪功迫害追跡調査国際組織」のスポークスマン・汪志遠さん

 「法輪功迫害追跡調査国際組織」のスポークスマン・汪志遠さんは集会で、法輪功修煉者からの臓器狩りを目撃した警官の証言録音を披露し、民衆を驚かせた。また詩人の黄翔さんは、中共の迫害の残酷さを批判し、インターネットの普及が中共の崩壊を加速させると指摘した。
 
 李天笑博士「中国共産党は突然崩壊しても全くおかしくない」
 
 ニューヨークに在住の時事評論専門家・李天笑博士は、この日の集会で「中共はいつ崩壊しても不思議ではない」と題した演説を行った。李博士は「9100万人という膨大な中国人が中共と決裂したことは、すでに中共の統制の基礎が崩れたことを意味しており、中共の解体はすべての中国人が参加する『己を救い、国をも救う』運動になった。中国では間もなく情勢が一変し、共産党のない新しい中国が生まれるだろう」と述べた。
 
 また、李博士は「中国人は急速に目を覚ましつつあるため、中共は明日、突然崩壊しても全く不思議ではなく、その理由は二つある。第一に、中共はとっくに民衆の信頼を喪失している。虚言に頼って維持される政権はいつか必ず国民に捨てられる。『三退』運動は国民が中共を捨てる過程であるともいえる。第二に、中共の暴政に対する中国人の我慢はすでに限界に達している。中共の暴力に抵抗するため、中国では暴動が頻発している。国民に捨てられるという運命は、中共が自ら選択したのだ」と指摘した。
 
 「全世界脱党支援センター」によると、同センターに「三退」を申し込む華人はますます増えており、これは中国の民衆が少しずつ目覚め始め、自発的に中共に見切りをつけている現れだという。
 
2011年04月01日


(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/3/29/124117.html
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