日本明慧
■印刷版   

世界情勢に執着する心を取り除こう


文/中国の大法弟子

(明慧日本)私は普段ネットのニュースを見るのが好きで、近頃の世界情勢の急激な変化には、特に関心を寄せていました。私はこれが一種の執着だと分かっていて、ニュースを見る時間を減らしましたが、やはり毎日見ていました。これは常人が禁煙できず、過ちを何度も繰り返しているのと同じであり、私は大法の法理に基づき、厳粛にこの問題に対処していませんでした。
 
 先日、『二〇〇九年大ニューヨーク国際法会での説法』を読み、私は以下の内容を学びました。「弟子:現在の金融危機は人類の道徳が滑落し、特に執権者の道徳が滑落したから起きたのでしょうか? 師:世界の経済がどうなっているのか、私たちは関わらないのです。今日は誰それが統治者になったとか、どこそこに何かの出来事があったとか、これは修煉と関係ありません。私たちはただ、人を救い、人を救うのです。人類社会の正常な按排は必ず、人間の福に応じて、人間の業力の大きさに応じて行われるのです」
 
 これ以上、私たちは世界情勢の変化に執着するべきではありません。師父は「私たちはただ、人を救い、人を救うのです」とおっしゃったので、私たちは人を救う以外のことを考えるべきではありません。このように自分の考えを正した後、私は世界情勢などのニュースに興味を失い、見ることをやめました。
 
 実際、個人的な興味や寂しさのためにニュースを見たいと思うのはまさに人心の現れです。世界情勢の変化を見て動揺するのは、常人社会のことで心が動じたのです。この時、次元は常人のレベルに落ちたのです。修煉者は常に大法を心に抱き、法理に基づいて法を認識し、清浄な心理状態を保つことではじめて「三つのこと」を正しく有効に行えると思います。世界情勢に興味をもつことは、自らの人心を放任することに等しく、間違いなのです。
 
 もし多くの大法弟子がこの点で注意を怠れば、おそらく全体の形勢に影響をもたらします。そのため、私はこのような人心を放任しないようにと、すべての同修に注意を喚起したいのです。師父は「ただ、人を救い、人を救うのです」とおっしゃったので、我々法輪功修煉者はその通りに行わないといけません。つまり、自分の興味に執着してはいけません。まず、それらのネット情報を見ないことです。見たい時にその見たい気持ちを抑え、その心を取り除き、世界情勢の変化に動揺しないように自分を修めるのです。ただ人を救い、人を救うことしか考えずに、「三つのこと」をしっかりと行って、執着心を少しでも放任してはいけません。
 
2011年04月01日

■関連文章
修煉はとても厳粛なことである
自分を真の修煉者として自覚してこそ、執着心を取り除くことができる
大法は人を救っている
同修を助けるには、法理における向上が大事
人を救うのに観念を持ってはならない
孤独に耐えて、執着を取り除く
心性を向上させ 思想業力を取り除く
自分を修めると同時に 法を実証して人を救う
すべては法のためにやって来た
根本的な執着を掘り出して、厳しく修煉を見る