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人心が不安な乱世で、大法弟子が救い済度する責任は重大


文/中国の大法弟子

(明慧日本) 最近、日本で起きた大地震と津波により、中国国内でほとんどの地域の人が不安になり、混乱が生じました。日本の原発の核汚染を恐れて塩の買いだめから始まって、その後は値上がりを心配して洗剤の買いだめ。最近になって、「邪払い」ができると桃の缶詰めの買いだめが起きています。親が子に、子が孫に買って食べさせれば災難を逃れられると言います。また大量に赤い下着を買いだめする人も多くなっています。私は、ある年配の女性が家族全員の赤い下着を買うのを見ました。
 
 これを目にした私は感無量でした。数十年にわたって、中国共産党の「無神論」の毒害で、中国人は神を信じない、因果応報を信じない、そして人倫道徳がなく、ほしいままに振る舞い、たくさんの業を作ってしまいました。乱世の現在、人間の本性は非常に恐れを感じています。大法弟子として人を救い済度するという責任の重大さを深く感じました!
 
 実は、十数年前に大法が広まってから、大勢の中国人の意識や観念のさまざまな方面に今までにない衝撃を与え、人々の道徳観念と行為は正しい軌道に乗りつつありました。しかし、1999年7.20、中国共産党は法輪功への弾圧を始め、すべてのマスコミを利用して大法を誹謗中傷し、昇華し始めた道徳がまた抑えられてしまいました。このことからも、中国共産党がいかに中国人民に対して犯した罪が大きいかが分かります。今、世人も災難はもうすぐ来ると知っており、神を信じ、神の保護を求めていますが、真実と偽りを見分けることができません。
 
  この十数年にわたって、大法弟子は世人の未来のため、生死をものともせず、いろいろな方法で人々に真相を伝え、「三退」を勧めてきました。それを聞き、信じて「三退」をした人もいますが、中国共産党の是と非を混同させる宣伝を信じた一部の世人は、真相を信じないか、あるいは信じても、目の前の利益のためにあえて「三退」ができない人もいますし、まだ真相をはっきり聞くことがない人もいます。これらのことを考えると、よく眠れないときもあります。
 
 先日の夜、ある店の前を通ったとき、桃の缶詰めを買いだめする人々の中に2人の知り合いを見つけました。1人は私が2回も真相を伝えた地域の役員で、比較的、法輪功と大法弟子を認めていますが、「三退」はしません。缶詰めを買い求めている彼女に、「あなたは本当の神を信じないで、偽の神を信じています」と言うと、彼女は恥ずかしそうでした。
 
 もう1人は私の短大の同級生で、検察庁を退職した元幹部でした。昔は挨拶もよくしましたが、近年になって中共の宣伝を信じ、彼女は私に会うたびに見ないふりをしていました。今日、桃の缶詰めを買いだめする姿を見て、かわいそうに感じ、真相を教え「三退」をさせ、本当の安心感を与えようとしましたが、気持ちが複雑になり、言いたくなくなりました。何メートルか離れたところで、ふっと強い責任感が湧いてきて、今が彼女を救うチャンスで、私の責任だと思いました。私は彼女のところに戻り、まじめに真相を伝え、中国共産党の関連組織から脱退して、普段から「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と言えば本当に救われると教えました。思ったより彼女はすぐ信じてくれて、スムーズに「三退」をしました。
 
 このことから啓発されたことがあります。以前はいつも、共産党の幹部に真相を伝えるのは難しいと思い、彼らにほとんど言いませんでした。特に、大法弟子の迫害にかかわった公安や検察など司法機関の人間に真相を話したとしても、「三退」させる勇気がありませんでした。脱退しないどころか、自分が迫害されないかと怯えていたからです。実は、私の想像通りではありませんでした。私心もなく、恐怖心もなければもっとたくさんの人が救われるはずだと思いました。師父は「大覚は苦を畏れず、意思は金剛の鋳、生死に執着無く、坦蕩たり正法の路」(『洪吟二』「正念正行」) 
 
 我々は無私無我の心で衆生を救い済度すべきです。大法は大きな災難が来る前に世人を救い済度しますが、今まで自分が救った人は何人いるでしょうか? 私たち大勢の大法弟子は平均どのぐらいの人を救ったでしょうか? 正法時期の大法弟子にふさわしいでしょうか?
 
2011年04月18日

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