すべては「求めること」が招いた災い
文/中国の大法弟子
(明慧日本)クモさん(偽名)は同修と一緒に三つのことを積極的に行い、グループの集団学法にもよく参加していました。同修はクモさんを「とても精進している人だ」と評価していました。ある日、クモさんは1人の同修とおしゃべりをしている時、「うちは脳血栓の家系なので、心の中ではいつも安心できない」と言いました。それを聞いた同修は「絶対にそう思わないで。師父が全てを取り除いてくださったから大丈夫です」と言いました。クモさんは意外にも「そうじゃないかもしれない」と言って笑いました。
このように言った後、クモさんはすぐに体調が悪くなったと感じました。ちょうど集団学法の時間で、彼女は皆と一緒に法を学んでいました。学法が終わり、クモさんは「このことについて皆と交流したい」と言いましたが、身体の調子が悪くなり、皆はすぐに彼女を病院へ連れて行きました。検査の結果、本当に脳血栓だったのです。クモさんは、入院して10日ほどで亡くなりました。
クモさんを知っている人は非常に驚き「どうしてこんなに早く死んだのでしょう! 彼女の修煉状態はいつも良かったのに」と言いました。しかし、よく分析すると、クモさんの修煉状態は見た目では良いように見えますが、根本的な問題は変わらなかったのです。大法弟子が修煉を始めて大法の扉を開けて入った後、師父は私たちの運命を変えてくださいました。脳血栓の家系や精神病など、さまざまな病気はすべて取り除いてくださいました。決してこれらのことを発生させることはなく、法を実証することや人々を救い済度することを妨害することはできません。しかし、もし私たちの悟性が上がってこないのだとすると、人の基点でこれらのことを見るので、トラブルは必ずついてきます。旧勢力は大法弟子一人ひとりを迫害する機会を決して見逃さないからです。旧勢力は大法弟子一人ひとりの考えや、思いを狙っているので、クモさんが言った「そうではないかもしれない」を聞いて、すぐに迫害するのです。
よく考えてみると、クモさんは何年も学法していましたが、根本的な問題を解決できませんでした。真に修煉する弟子に病気はなく、しかも人生の道は変わったと師父は説かれましたが、私たちはそれを信じていますか? 信じていませんか? 十分に信じていますか? それとも半分くらい信じていますか? クモさんが、この根本的な問題についてまだ分かっていなかったことは明らかです。本当は、心底から師父と大法を信じておらず、信じ込んでいなかったのです。ですからトラブルが出て来たのでしょう。もし、クモさんが金剛のように師父を信じ、大法を信じ、そのような言葉を決して発しなければ、そのような結果もなかったでしょう。「物質と精神は同一のものです」(『転法輪』)
多くの同修の教訓から見ると、重要な瞬間に、修煉者が師父と大法をどれぐらい信じているのかが分かります。私たちは一つ一つの関や難を乗り越える時、見た目では執着心を取り除くのですが、実は、師父は大法を信じる程度を見ておられます。どのような「念」(考え)を持っても、同じように結果がついてきます。
このことから、小さいように見える事は小さい事ではないと感じました。同修に参考にしてほしいと思います。
2011年04月19日
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