日本明慧
■印刷版   

自分が修煉する事をはっきり認識する


文/無思

(明慧日本)師父の説法に、過去の修煉は副意識、副元神を修煉し、副元神が功を得たと書かれています。ですから、過去の修煉は本当の修煉ではなく、ただ修煉の文化を伝えているにすぎません。昔の人は円満成就したことがなく、三界を出たこともありません。円満成就したのは副元神で、白日飛昇も三界内での現象です。これらはみな、修煉の文化を伝えるためで、今日大法を伝えるためのものです。大法は人間の主意識を修煉しています。この点については皆さんお分かりでしょう。主意識を修煉し、主元神が功を得ることは、師父が宇宙の正法、新しい宇宙の衆生に修煉の形式を切り開くためです。私たちは師父が切り開かれた修煉形式を用いなければ、新しい宇宙の覚者にはなれません。師父は『転法輪』の「煉功するその人が功を得る」の中で、私たちに「煉功するその人が功を得るという問題はきわめて肝要な問題です」と説かれています。わざわざこの問題のために長く法を解かれています。さらに「主意識を強くもつべし」ともおっしゃいました。
 
 『大圓満法』の「功法の特徴」の中に、「主意識を修煉して、自ら功を得る」と書いてあります。これは根本的な問題であり、絶対に軽視してはなりません。今日、この問題を再度取り上げた理由は、周りの同修が煉功するときに居眠りし、あちこちを見渡し、発正念するときもぼんやりとしていて、手が崩れ、学法するときは集中せず、何度も読み間違いをし、指摘されても直さないなどの現象が見られるからです。これは個別の問題でも、短期間の現象でもありません。この問題を総合的に考えると、主意識が強くないために現れた現象です。主意識が強くなければ妨害されやすく、思想業力について行ってしまい、また副元神から妨害を受けます。言い換えれば、このような人は意識がはっきりとしておらず、この状態が長く続けば、とても危険です。
 
 修煉とは最も厳しく、最も困難なことです。大法弟子一人ひとりが真面目に自らに責任を持ち、厳しく修煉に向き合い、はっきりとして正々堂々と修煉すべきです。しかし、この数年、これらの根本的な問題を修めようとしない同修がいますが、これは、この問題を重視してないことが原因だと思います。私たちの主意識は大法に同化しており、これこそ本当の自分です。その一方、居眠りをし、意識がはっきりとせず、集中力が足りないとき、業力や思想業力に支配されています。これらは、私たちの正念を妨害するのが目的です。もし、これらの物を自分だと思い、無視して修煉を緩めたら、これらの物を自ら強化しているのと同じです。そのまま長い年月が経てば、取り戻せない結果になるかもしれません。
 
 かつて、ある同修はとても精進していて、真相を伝え、資料を配る事も頑張っており、周辺の同修はとても精進している大法弟子だと思っていました。しかし、彼は集団学法のとき、いつも居眠りをし、発正念するとき手の形が崩れ、この状態が数年続いていました。同修は何度も指摘しましたが、彼はあっさりと否定し、それを認めても、原因を探りませんでした。同修は、一緒にこの原因を探ろうと提案しましたが同意せず、彼は徐々に状態が悪くなり、視力が低下しました。最後に、彼は大小便を失禁し、亡くなりました。
 
 彼が亡くなる数日前に、同修たちは彼の家で一緒に学法し、発正念をし、法理に従って切磋琢磨したのですが、彼の主意識はとても弱かったのです。彼に主意識を強く持つべきだと言っても、彼は「多分、主意識の問題ではない」と言いました。家族から彼の状態を聞くと、この数年、彼は煉功するときいつも居眠りをし、発正念をするときも居眠りをしていました。毎日、学法する時間は長いのですが、いつもぼんやりしていました。このような時、主意識は居眠りをしてしまいます。主意識が弱く、長期間、発正念と学法をしっかり行うことができず、内へ向かって修煉できなかったために起きた、痛ましい教訓です。
 
2011年04月21日

■関連文章
どうすれば落ち着いて学法できるか
小弟子が見た他空間の光景
本当に主意識に法を得させる
魔難の中で心を正しく持つべし(二)
大法の基準に合わない観念は取り除くべき
家庭環境をきれいにすることについて(一)
内に向けて探した体験
歯の痛みが消えた
「三つのこと」をしっかりしながら精進する(一)
居眠りを突破した体験