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法を学ぶ時に理解が深まった二つの問題点について

(明慧日本)今日、『転法輪』の第四講を学法した時に、二つの問題点について理解したので、皆さんと交流したいと思います。『転法輪』第九講の「意念」の中に、次のような説法があります。「人の大脳は主意識の支配を受けるもので、脳を使えば使うほど、主意識の支配がきつくなり、副意識の入り込む余地がなくなります」
 
 「脳を使えば使うほど」の部分がとっさに私の脳裏に入り込みました。私はふだん、よく集中力が途切れたり、常人のことを考えたり、常人の思惟に陥ってしまうのは、法をもって自分の主意識を司っていないからだと分かりました。無意識のうちに観念や執着を野放しにしてしまいました。このような、人間の中で形成された習慣的な考えは、自分の精進を厳重に妨害してしまい、常に法に基づいて問題を見ることができないようにさせてしまっているのだと気づきました。この法はまさに、自分の主意識のコントロールのもとで、着実に法の中に溶け込み、あらゆる邪念が乗じる隙がないようにするためだと思いました。そうすることによって、少しずつ法の中から生じた正念が、常人の雑念に取って代わります。
 
 では、具体的にどのようにすれば良いのでしょうか? 主意識を強めるのです。そうするには、頭の中が常に法に基づいていなければなりません。法を暗記するのは非常に良い方法です。これまで、私はいつも決まった時間帯に法を暗記していました。暗記する過程は良かったのですが、その後すぐに忘れてしまいます。今後は一つのシステムを作って、考えが常に法の中に溶け込めるようにしなければなりません。頭の中で暗記して覚えた法を繰り返し復唱するほうが、まだ常人の考えに陥るよりまだましだと思います。
 
 『転法輪』第九講の中に、次のような説法があります。「常人社会に来ている間は、ちょうどホテルに泊まるようなもので、しばらく滞在したら、たちまち去っていくと言われます」
 
 この中の、「ホテルに泊まる」を見たとたん、自分のできていない所に気づきました。自分は物資的な利益に対してだいぶ放下できていると思っているにもかかわらず、やはり常人社会にある自分の家をまだ非常に重視していると感じました。ちょうど少し前まで、大きな家を買おうと思っていました。今になってやっと、時間を無駄にするだけだと分かり、その考えを捨て去ることができました。
 
 実は、ホテルに泊まる生活は非常に簡単で、即時性があります。また、ホテルに泊まるのは客で、客であれば互いに礼儀を持って接しなければなりません。そうなると、家族のような常人の情、夫婦の情などは持ちません。なおさら、互いに争ったり戦ったりするような関係もなくなります。やるべきことが終われば、あとはチェックアウトすれば、軽々しく去って行きます。今から思えば、非常に身軽だと感じました。
 
2011年05月01日

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