■日本明慧 http://jp.minghui.org/2011/05/04/mh073098.html 



河北省:検察院は馮暁梅さんの虐待案件を調査するも労働教養所は真相を覆い隠す(一)

(明慧日本)河北省石家庄市に在住の法輪功修煉者・馮暁梅さんは、2009年に労働教養を強いられ、河北省女子労働教養所で拷問などの迫害を受けている。2010年3月3日、馮さんの家族は『申立書』を提出し、弁護士との協力のもと、検察院が調査を始めた。しかし、労働教養所側は調査現場で意図的に高圧的な雰囲気を作り出し、調査結果の隠ぺいを画策した。
 
 馮さんは1965年生まれで、石家庄市槐北路郵電寮に在住の元河北四方のシニアエンジニア。馮さんは、1994年に夫と一緒に法輪功を修煉し始めた。
馮暁梅さん
馮さんの家族

 弁護士に依頼したため報復を受ける
 
 2009年4月27日、河北省石家庄市の法輪功修煉者・馮さんは、仕事中に藁城市公安局の警官らによって強制連行され、20日後に1年間半の労働再教育を宣告された後、河北省女子労動教養所に拘禁された。河北省610オフィスは専門人員の喬暁霞を派遣し、馮さんに拷問を加えた。労働教養所内で、馮さんは長期にわたって血便が止まらなくなり、何度も危篤状態に陥った。弁護士は何度も面会を求めたが、労働教育所側は様々な口実で許可しなかった。
 
 今回、馮さんの家族は、かつて迫害被害者の王博さん一家を助けた弁護士に弁護を依頼したため、徹底的に中共(中国共産党)の2つの欺瞞を暴いた。
 
 1、中国共産党が法輪功を弾圧するいかなる法律的根拠はない。
 2、天安門焼身自殺事件の罪を法輪功に着せたのは、中共の欺瞞性を現している。
 
 中共当局は、これらの事実を暴かれ、恨みと恥ずかしさで激怒し、馮さんに報復を行った。労動教養所610弁公室幹部は、馮さんに「石家荘の弁護士には、あなたが依頼したので、省級の指導者たちはあなたに対して恨みが骨髄に徹しており、口実をつかんで、絶対にあなたを転向させると決心した」と述べた。
 
 家族は虐待を告発するも調査結論がでない
 
 労動教養所から出所した人は、絶えず馮さんの家族に手紙を送り、馮さんが拘禁されている間の悲惨な現状を伝えた。2010年3月3日、家族は馮さんへの虐待を調査する『申立書』を提出し、弁護士との協力の下で、検察院に調査を求めた。しかし、労動教養所側は人員を派遣し、調査現場で高圧的な雰囲気を演出し、法律を完全に無視して、調査結果をねじ曲げた。
 
 家族はこの不実な調査の後、2010年4月20日に再び『申立書』を提出し、法律に基づいて馮さんが河北省女子労動教養所で受けた虐待事実を明らかにし、関連責任者を提訴し、結果を書面で申立人に告知するよう求めた。2010年5月5日、家族は『馮暁梅が労動教養所で虐待された事に対する補償のお願い』を提出した。
 
 河北省高級検察院は正式な返答をせず、河北省女子労動教養所の違法行為も追及しなかった。担当検察官の劉処長は、馮さんが法輪功修煉者なので、訴訟ができないと返答し、調査結論を出さなかった。
 
 前途多難な継続申し立て
 
 2010年11月27日、馮さんは満身創痍の状態で帰宅し、関連部門の指導者へ手紙を出し、法律の尊厳を守り、関連要員の法律責任を追及し、損害を賠償するよう要求した。しかし、この問題に対応する部門は存在していなかった。
 
 2011年1月21日から、労動教養所で迫害され虚弱体質になった馮さんは、毎週の投書・陳情受付日に、河北省高級検察院の来訪応接室へ行き、河北省女子労動教養所で虐待された際の証言を手渡し、調査を完遂し、書面の返答を提出することを検察院監獄所に求めた。しかし馮さんは相手にされず、たらい回しにされたり、いいかげんな対応をされたり、逃げられたりした。馮さんは司法庁・政治法律委員会など各部門を回ったが埒があかず、最後に、仕方なく北京の司法部へ陳情しに行くと言った。すると、河北省最高人民検察院監獄所はやっと証言などの資料を受け取った。
 
 河北省検察院監獄所検察所は、法輪功修煉者が虐待を受けた訴訟事件について、様々な口実をつけて受取を拒否したり、手続きを延ばして処理を遅らせたりしている。
 
 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
 
 (続く)
 
2011年05月04日


明慧ネット:jp.minghui.org