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内モンゴル自治区:当局が女性市長の死因を捏造

(明慧日本)内モンゴル自治区赤峰(せきほう)市の女性市長だった汪亜萱さん(53歳)は法輪功修煉者で、1999年8〜9月の間に突然死亡していたことが分かった。当時は、中共(中国共産党)の江沢民グループが公然と法輪功を迫害し始めた時期で、汪さんの死因はとても疑わしい。
 
 中共当局は「汪さんは紅山へ遊びに行き、不注意で山から滑り落ちて死亡した」と発表した。しかし、事件の届け出や、調査の過程などはすべて中共のコントロール下にある。
 
 汪さんは法輪功の5通りの功法を修煉していたため、健康を心配することもなく、しかも多忙の日々の中で、なぜ突然山に登ったのだろうか? 中共は方法を尽くして事件を偽造したが、不審な点が幾つかある。
 
 1、紅山は赤峰市郊外地区の山で、山上に赤い石があるため「紅山」と呼ばれている。一般人は登ることができない急で険しい岩山であり、登山道具を借りるか、あるいは登山の技能がない人は登れない。その上、紅山の下には空洞があり、中共の秘密軍事施設と公安の秘密拷問施設(汪さんはここで殺害された可能性がある)があり、普通は近寄ることさえできない。
 
 2、8〜9月の夏が終わり秋の初め頃、もし誤って山から滑り落ちたとするならば、途中でヨモギの草、灌木、小石などに遮られて山の下までは滑り落ちないはずで、死に至る可能性はまず考えられない。
 
 3、汪さんの死体は明け方に発見された。つまり死に至る程の高さまで登るとするならば、夜が明けるかなり前から登り始めたと考えられる。しかし、夜は明かりもなく、足元すらよく見えないのに、どうやってそのような高さまで登ったのか? しかも、遺体を見ても転んだ形跡が一切なく、ポケットの中の携帯電話も壊れていなかった。
 
 以上の理由から、汪さんは殺害され、中共は事実を捏造して罪を覆い隠していると断言できる。
 
 1999年7.20以前、江沢民が独断専行で法輪功を迫害する直前、秘密裏に高官会議が開かれ迫害の命令を伝達した。赤峰市市長・汪亜萱さんも会議に参加した。汪さんは保身的な態度を取らず、堂々と法輪大法の素晴らしさを述べ、法輪大法の修煉は国に対して百利あって一害なしと伝えた。しかし、汪さんの言葉は中共の権力者を変えることができず、逆に汪さんの存在は彼らの障害物と思われたのである。
 
 その後、江沢民の代理人が汪さんを訪ねてきて、「共産党の原則」を最重要視して欲しいと話したが、汪さんは断った。汪さんが中共と仲間にならないことを確認した後、死亡事件が発生した。その日から、「真・善・忍」の基本理念に従って修煉していた市長の存在は消えた。
 
 他の法輪功修煉者が殺害された実例 
 
 赤峰市の警官がよく口にする言葉は「誰が共産党と腕相撲をする勇気がある?」「毛沢東が生きているならとっくにお前らを銃殺している!」である。しかし国際社会の圧力の前で、中共当局は公に行っていた殺人を隠すようになった。法輪功に対する迫害が始まって以来、内モンゴル赤峰市で殺害された法輪功修煉者は汪さんだけではない。
 
 元赤峰市労働組合総連合会部長・周彩霞さんは、2000年に強制連行され、内モンゴルの図牧吉労動教養所へ送られた時、すでに周さんを秘密裏に殺害する計画が企てられていた。ある日、警官・周国玲は周彩霞さんに向かって「お前を銃殺したら、死体を片付けする人さえいない。同じ名字の私が片付けさせられるかも知れない」と言った。その時、労働教養所側は周さんを銃殺すると決定していた。赤峰市政治法律委員会の頭目は「周彩霞は頑固で、死滅への1本道しかない」と言った。2003年7月12日、モンゴルの保安沼女子刑務所で刑務所長・周建華が、自ら周さんを殺害した。
 
 2000年10月、赤峰市当局は法輪功修煉者50数人を強制連行した。袁淑梅さんはその中の1人で、フフホト市の内モンゴル第1女子刑務所に拘禁された。2003年2月初め、袁さんは拷問を受け、脳溢血を引き起こして話すことができなくなり、医者は3回も危篤の知らせを出した。家族は袁さんの一時出所を申し出て、病院で袁さんを治療するように哀願したが、刑務所と610弁公室は許可を出さなかったため、袁さんはこの世を去った。
 
 赤峰市の法輪功修煉者・胡素華さんは何度も迫害され、2度の労働教養を強いられた。胡さんは2000年に内モンゴルの図牧吉労働教養所に強制連行され、その後フフホト市の女子労働教養所に移送されて、非人道的な迫害を受けた。2006年に再び、遼寧省の沈陽馬三家労働教養所へ強制連行され、出所後は放浪生活をせざるを得なくなった。胡さんは2010年3月4日、内モンゴル自治区フフホト市の公安局で迫害を受け死亡した。胡さんの遺体は、度重なる暴力と電撃によって傷だらけだったが、中共当局は「胡さんはビルから飛び降り自殺した」と発表した。
 
 中共は、法輪功修煉者を殺害すると同時に法輪功の名誉を毀損している。女性の法輪功修煉者・秦鳳珍さんが強制連行される時、修煉していない泰さんの夫・趙合さんがそれを制止した。その際、趙さんは警官に殴られたため、自分を守るために反撃し、警官を殴って負傷させた。その警官は後に病院で死亡した。中共は趙合さんが法輪功修煉者だと発表し、さらに正当防衛であったという事実を隠蔽して、故意殺人と偽った上で、趙合さんを殺害した。
 
 江沢民が下した「肉体を消滅させろ」「打ち殺せば責任を一切負わない」という指令に基づき、各地区には法輪功修煉者の死亡数のノルマがある。内モンゴルの610弁公室主任・梁漢斌と副主任・張秀梅は、いつも会議を開き、各刑務所を回って直接迫害を指示し、迫害の実施状況を中央の最高人物・王剛に報告している。
 
 江沢民らに追随する人達は、善良な人を迫害しており、大勢の命に対して借りがある。神仙はともに憤っており、彼らは法の網から逃がれることはできない。悪には悪の報いがある。悪の報いの例として、赤峰市の610弁公室の楊春悦の息子は、法輪功修煉者を連行している最中、交通事故に遭い、頭蓋骨がめくれて即死した。その様子は筆舌に尽くしがたい悲惨な光景であったという。私達は、彼らが断崖の瀬戸際で悪事を改め、善に従って迫害を止めるようにと忠告する。
 
2011年05月20日

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