常人の情に憧れると、修煉の初心を忘れやすい
(明慧日本)最近、私は連続して異性と恋愛している夢をみました。手を握ったり、愛情に満ちたまなざしで相手をみつめたりしましたが、相手は私の夫ではありません。当初私は深く考えず、師父が法の中で仰った色欲の関のような状況ではないので、関ではないと思っていました。しかし、このような夢を多く見るようになり、更に夢の中で、私は「うっとりしながら恋愛する感覚はいいわね」などと話しており、それから何か変だと思うようになりました。
なぜ、私は夢の中で自分を把握できず、男女の情の雰囲気に陶酔して、そこから抜け出そうとしないのでしょうか。私は自分を探してみました。その時、夢の中の一つのシーンを思い出しました。夢の中で私は、遠い所にいる異性に愛嬌を振りまきながら「何かを食べたい」と話しかけています。するとその人は、それを持って飛ぶように、私の所へ走ってきました。私は、男女の情の中で、何かを得ようとしている自分に気がつきました。私は、愛されること、理解してもらうこと、自分に夢中になってほしいことなどを、その異性に求めていました。現実の生活の中で、私は夫からの愛情をあまり感じられないでいました。私は、無意識のうちにそれを悲しく思っており、夢の中で、異性からの全面的な愛情を得たいという自分自身の執着心が暴露されたと悟りました。
自分は日頃、異性からの優しいまなざしだけでも、すぐ心が動揺してしまいます。異性に理解してもらったり、同情されたり、手助けしてもらった時には、なおさら様々な感情がわいてきます。異性と接する時、相手に好印象を与えようと、わざわざ自分の優雅さや、美しさ、かわいい一面を見せようとしています。夫といる時も、そんな一面を見せて、夫の関心を惹こうとしています。そして思い通りにならなかった時は、相手に恨む心が生じ、そのような時は、悪口を言ってしまう事もありました。
私は、常人の情が本当に自分本位であることを悟りました。情の中でいつも考えるのは、求めることばかりで、与えることはありません。私は大法弟子で、私が求めるものは世間のものではなく、私達は世間の中で、執着心を一つ一つ取り除き、少しも残さず取り除いた時こそ、本当の家に戻ることができます。私は、情に対して憧れる執着心を取り除き、人間のいかなるものも重く見ず、師父に従って、本当の家に戻りたいと思います。
2011年05月26日
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