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山東省:6人の法輪功修煉者が強制連行

(明慧日本)山東省招遠市では、2010年から2011年4月までの間に、7人の法輪功修煉者が不法に逮捕されて迫害を受けた。残酷な迫害の過程で、考家村の考富全さんは極度に衰弱し、刑務所側に受入を拒否されたが、残りの6人の修煉者は、みな済南刑務所へ送られた。この6人の法輪功修煉者も、みな酷く迫害されて健康基準に達していなかったが、招遠市当局は各種の不法な手段を利用して6人を無理やり刑務所に送り込んだ。
 
 招遠市考家村の考富全さんは2010年5月8日に、金嶺鎮古家村の楊文傑さんは2010年7月25日に、考さんの妻・宋桂華さんは2010年8月6日に、招遠市石対頭于家村の楊蘭香さんと考家村のチョウ雲英さんは2010年8月19日に、玲瓏鎮温家村の房翠栄さんは2010年8月24日に強制連行された。市街区の滕英芬さんは2010年8月31日に、招遠610弁公室の李建光、宋紹昌、王利峰などによって強制連行された上、何度も家宅捜査を受け、多くの家財を没収された。
 
 7人は長期にわたって不法に玲瓏鎮嶺南金鉱洗脳班に拘禁されていた。彼らは独房に拘禁され、程度の異なる虐待、殴打、拷問による自白を強いられ、灌食や精神的虐待を受け、その間家族との面会も許されなかった。
 
 考富全さんは洗脳班に拘禁されている間、洗脳班の頭目・季暁東、610弁公室の李建光、宋少昌、および洗脳班専属の用心棒らによって、連続4 日間も拷問され、その後再び2 日間拷問された。施設内に響き渡る考さんの痛ましい叫び声は、人々の気持ちを重くさせた。その後、連続して6カ月間、考さんは絶えず尋問され、殴打され虐待された。繰り返される殴打により、考さんの肋骨は1本折れ、長期的に不明な薬物を飲まされたため、血圧が極めて高くなり、心臓の異常、頸椎症、胆嚢炎、神経損失、視力の深刻な低下や、四肢の動きが不自由になるなど、多くの深刻な病態に陥った。
 
 2011年4月1日、考富全さんは招遠留置場に移送され、4月8日に済南刑務所へ移送されたが、11カ月間にわたる迫害により、考さんの体が崩壊寸前であり、刑務所側に収監を拒否された。そのため、考さんは留置場に1カ月程拘禁され、その間3回も刑務所に送られたが、やはり受入れを拒否された。法律と正義ある人士らの強烈な抗議の圧力を感じた当局は、責任を負うことを恐れて考さんに重病のための一時出所の手続きをした。帰宅した考さんは現在も極めて衰弱している。
 
 楊文傑さんはかつて、長期にわたり不法に拘禁されたことがある。今回の不法な逮捕に対して彼女は24日間の断食を行った。断食の間、宋少昌などは残忍な手段で、楊さんに灌食を行った。毎回の強制注入の度に、周りの人は楊さんが苦しみのあまり発した、痛ましい叫び声を聞いていた。楊さんは真・善・忍に対する信仰を放棄しないことを理由に、長時間の吊るし上げ、睡眠の剥奪、両手を胸の前でクロスし、ベッドの板に縛り付けられるなどの拷問を受け、現在は皮と骨だけの姿になっている。
 
 楊蘭香さんは洗脳班に強制連行されてから間もなくして迫害により身体が極度に衰弱し、障害のある左腕につけていた義肢は野蛮に断ち切られた。
 
 宋桂華さんは酷く殴られて、全身が青くなり、房翠栄さんは洗脳班に拘禁されて間もなく、殴られて5本の歯が抜け落ち、食物を噛むことができなくなり、数カ月間ずっと流動食を食べている。
 
 ほかの法輪功修煉者・チョウ雲英さん、滕英芬さんも程度の異なる精神的、肉体的な迫害を受けた。
 
 事情を知る人によると、2010年当時の洗脳班の頭目・季暁東は、常に玲瓏馮家村の牛飼い(原籍は青島莱西市の独り者)を雇って拘禁されている法輪功修煉者に対して暴力を振るわせていたという。洗脳班の宋少昌、李建光などは長期にわたって積極的に逮捕、殴打、および各種の悪徳な手段で法輪功修煉者への迫害に加担した。
 
 2010年12月5日と21日、招遠市警察・検察・裁判所は結託して、2 度の秘密裁判を行い、弁護士の参加や、家族の傍聴すら許可しなかった。考富全さんは不法に8年、考富全さんの妻・宋桂華さんは7年、手に障害のある楊蘭香さんは7年半、チョウ雲英さんと房翠栄さん、楊文傑さん、滕英芬さんは4年の刑を言い渡された。
 
 宋桂華さん、楊蘭香さん、チョウ雲英さん、房翠栄さん、楊文傑さんは、2011年4月12日から済南刑務所へ送られて不法に拘禁されている。滕英芬さんは迫害されて体の状況がとても悪化し、刑務所に送られた際に、乳房に腫瘍が発見されたため、4月20日になって再び送られた。
 
 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
 
2011年06月04日

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