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広東省:迫害により一家離散 父親は死亡(写真)

(明慧日本)1999年7.20以降、中共(中国共産党)による法輪功に対する弾圧が始まってから、広東省佛山市南海区に在住の法輪功修煉者・李継常さんは、この12年来、中共当局から嫌がらせや強制連行、拘禁などの迫害を受け続けてきた。
 
 2000年7月26日に李さんは不当に労働教養処分を宣告され、2年の獄中生活を強いられた。李さんは収容施設で日常的に暴力を受けていたため、腰に大きな傷害を受け、半身不随になった。釈放後、李さんは迫害から逃れるために放浪生活を始めたが、電話を盗聴されて再び警官に強制連行され、2年の労働教養処分を宣告された。李さんは拘禁中、聴力の障害や歩行障害を負うまで暴行された。
 
 2007年1月26日、李さんの家族は、警官から李さんの逮捕状に署名するよう強制された。そのため、李さんの85歳の両親は告訴する道もなく、警察署の入口で涙ながらに息子の冤罪を訴え続ける日々を送ることとなった。
 
2007年、李さんの85歳の両親は広東省佛山の国保(国家安全保衛)大隊の門前で息子の釈放を求めた

 李さんは3年6カ月の不当判決を宣告され、広東省四会刑務所に拘禁された。李さんは、身動きひとつ取れない状態で椅子に座り続ける姿勢を強制され、トイレへ行くことさえ禁じられたため、大小便をズボンの中でするほかなかった。夜になると李さんは、頭を水の中に押し込まれて窒息しそうになる拷問を受けるなどして「転向」を強要され、殴る蹴るの暴行を受けた。また、日常的に中枢神経を破壊する薬物を飲まされた。
 
 2011年6月8日、出所してわずか数カ月だった李さんは、ある食堂にいたところを再び警官に強制連行され、法的手続きもなく直ちに佛山市三水法制学校と呼ばれる洗脳班へ移送された。
 
 李さんの父親は息子が迫害を受けたことで精神的なショックを受けて倒れ、この世を去った。李さんの妹・瑞開さんは、2010年11月19日、罪状も与えられないまま不法に洗脳班に拘禁されて迫害を受けている。現在、85歳の李さんの母親は、一人で苦しい生活を送っているという。
 
 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
 
2011年06月17日

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