中国共産党の迫害を総括的に論じる (下)(二)
(明慧日本)法輪功修煉者・郭正清さん(43)は2001年4月25日、車に乗って天安門金水橋を通る時、「法輪大法は素晴らしい」と書かれた幅70cmの垂れ幕を掲げて、大勢の人々から歓呼と共感を得た。郭さんは警官に不当に逮捕されパトカーに乗せられた後、人が多いところで窓から顔を突きだし、「法輪大法は素晴らしい」と叫んだ。すると警官が走って来て、長さ1メートルもある警棒で郭さんの頭・顔を目掛けて殴りつけた。その後、郭さんは不当に宣華看守所へ移送されて拷問を受けた。郭さんは繰り返し暴行を受け、一度は殴られて3時間も意識を失った。全身の痛みで、郭さんは毎日満足に寝ることができなかった。
郭正清さんが石家庄第四刑務所に移送された2002年11月には、郭さんの下半身はすでに変形して、がに股になり、両足は外側に向かって曲がり、郭さんの足は靴を履くことが出来ないほどに変形し、歩行が困難になった。また郭さんの手も変形し、断続的にけいれんするようになった。2003年の3月頃、郭さんは石家庄第四刑務所の「転向、攻堅クラス」で「熬鷹(持続的に寝させない)」という拷問を受け、8日間連続で睡眠を剥奪された。最後の夜、郭さんはひどく殴られて意識不明の状態に陥り、数時間後ようやく意識を取り戻した。
その後、郭さんの右脚には障害が残った。しかし郭さんの大法に対する堅い信念は依然として変わっていない。郭さんは苦しみの中で死ぬとしても、絶対に自殺することはないという。
蘭州刑務所で管理教育を担当する副刑務所長・石天佑は、甘粛省刑務所管理局の局長・王忠民とともに、蘭州刑務所に収容されている法輪功修煉者たちに対して「文化大革命式」の狂気に満ちた迫害を引き起こした。石天佑は刑務所内の警官らに法輪功修煉者たちへの迫害に積極的に参与することを奨励したため、各区域の警官らは、「車輪式(法輪功修煉者を休ませない)」などの悪辣な手段で法輪功修煉者たちに拷問を行った。当時の蘭州刑務所の陰惨さは想像を絶するもので、暴力と恐怖に満ちた環境が形成され、法輪功修煉者以外の一般の受刑者さえ巨大な圧力を感じたという。当時、蘭州刑務所に監禁されていた50人余りの法輪功修煉者たちは、全員が非人道的な迫害と虐待を受けた。刑務所側は法輪功修煉者たちの堅い意志を叩きつぶすために北京から、法輪功修煉者への迫害に経験を積んだ、いわゆる「名手」数人を招き、専門的に刑務所の警官らに「転向経験」を学習させた。「名手」らが用いた最も主要で、最も有効な手段は「熬鷹(持続的に寝させない)」であり、すなわち法輪功修煉者たちに全く休む機会を与えないことであった。一般的に、この拷問を4日を超えて耐えぬくことは不可能だという。しかも、この拷問は傷痕が残らないため、犯罪の証拠が残らない。石天佑は至宝を手に入れたかのように、各監区の警官らにこの拷問を導入するよう命令した。当時、石天佑の邪悪な様相は頂点を極めていた。
上海交通大学・電子信息学院の青年教師・郭小軍さんは、2010年1月7日、宝山区国保(国家安全保衛)大隊によって不法に強制連行され、「熬鷹(持続的に寝させない)」の拷問を受けた。また警官らは、スポットライトを使って長時間郭さんの目を照らす拷問を行ったため、郭さんは毎月少なくとも一回は「一瞬的な失明」を起こすようになってしまった。現在、郭さんの視力は極度に衰弱している。2011年1月18日、提籃橋刑務所は、各方面からの圧力を受けてやむを得ず、郭さんに目の検査を南彙刑務所病院で受けさせた。郭さんは病院で、「網膜動脈けいれん」と診断された。これは目が強い刺激を受けたことで起こる突発性の症状で、すぐに治療を受けなければ、恒久的な失明を招く可能性がある。郭さんの目の問題について、宝山区国保(国家安全保衛)大隊の警官らは責任を負うべきである。
人にとって目という器官は、ほんの少しのほこりが入っただけでも深刻な障害に繋がる恐れがあるほど敏感な部位である。しかし中共(中国共産党)当局はしばしば、目に対する拷問を行い、法輪功修煉者の目に唐辛子、からし、虫さされ薬の風油精(スイセン)などを塗りこんだ。中共の法輪功修煉者を残虐に迫害する手段の悪辣さは、想像を絶するものがある。
湖北省荊州市沙市区に在住の法輪功修煉者・楊先鳳さんは、2001年3月6日、中山公園鷹冠山荘に不当に監禁された。楊さんの睡眠を剥奪するため、中共当局は唐辛子水を楊さんの目と口にすり込み、9日間も拷問を行った。様々な拷問を受けて、楊さんは意識不明になってしまった。
四川省成都市に在住の法輪功修煉者・朱銀芳さんが四川楠木寺労働教養所に収容されていた時、警官・潘容は労働教養員・陳立燕、張燕に対して「朱銀芳が目を閉じることは許されていない。もし朱銀芳が目を閉じれば、お前たちを処罰する」と言った。その後、陳立燕は風油精(スイセン)を朱さんの目にすり込み、朱さんは風油精(スイセン)の刺激で全く目を開くことができなくなった。陳立燕、陳容らは、朱さんが目を閉じている様子を見て朱さんを繰り返し殴打した。
(続く)
2011年06月21日
明慧ネット:jp.minghui.org
|
|