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山東省刑務所での悪質な拷問実態

(明慧日本)五階建ての山東省刑務所は、全密封式監禁(法輪功修煉者を小屋に監禁して、その中で食事と排泄などをさせ、毎日悪質な転向を行う場所)としており、法輪功修煉者を拘禁し迫害することの残酷さで知られている。内部には監視室、独房、厳管室(過酷管理のもとでさらに苛酷な迫害を行う部屋)、隔離室があり、法輪功修煉者が個別に拘禁されている。現在、163人にも上回る修煉者が収容されたうえ、多数の修煉者が迫害され殺害されたこともあった。以下で、一部の修煉者が同施設内で受けた迫害状況を述べる。
 
山東省刑務所

 邵承洛さん(50代男性)は、2007年に入所したときから、150種以上の拷問を受け苦しめられてきた。邵さんは指に対して歯ブラシの先端を爪と肉の間に強引に入れられ、先端が指の間に突き刺さった状態のままねじられたため、指から大量出血した。また、肋骨や腕の骨が折れるまで滅多打ちにされ、動かずに椅子に縛りつけられたまま地面に転ぶよう繰り返し蹴られた。その影響として、邵さんは体が皮と骨ばかりに痩せこけ、全身に数箇所の傷跡が残り、筋肉萎縮、摂食障害などに陥り、瀕死状態に至った。
 
拷問の実演:歯ブラシの先端を爪と肉の間に強引に入れられる

 王鴻章さん(80代男性)は、2009年6月に不当監禁を受け始めた。王さんはそこで、頭から全身に布団をかけられて、殴る蹴るの集団暴行を加えられるなどの拷問を受けつくした。そのため王さんは、心臓や肺臓、腎臓に障害をきたして便に血が混じる症状が起きた。王さんは入院して緊急治療を受けたため一命をとりとめたが、現在、王さんは寝たきりの状態で薬物治療の生活を送っている。この暴行に加担したのは李偉、陳巖、陳玉磊、陶春勇、孫奇、張誠などである。
 
拷問の実演:全身に布団をかけられてから、殴る蹴るの集団暴行を加えられる

 郭誌強さん(38歳男性)は、4日にわたって睡眠時間をはく奪されたうえ、体罰や殴打、罵りなどの拷問を加えられ続けた。郭さんは一連の拷問を受けた後、足が腫れて感覚がなくなり、普通に歩けなくなった。
 
拷問の実演:滅多打ちにされる

 劉如平さん(45歳男性)は、済南市長清区留置場で連続90日間、手足に枷をかけられ続けたことで、背を伸ばすことができなくなった。その後、劉さんは不公平な裁判のもと、9年の重刑判決を宣告された。
 
拷問の実演:手足に枷をかけられる

 王逢玉さん(58歳男性)は2005年、転向を拒否したという理由で、視力障害になるまでひどい暴行を受けた。
 
 梁啓東さんは臀部の皮膚が腐乱するまで16時間にわたって立つことなく、小さな椅子に座り続けることを強制された。この拷問を梁さんは一年以上も送っていた。
 
 山東省刑務所は迫害を隠蔽するための偽装工作を行っており、外部には「幼児園」という偽施設を見せ、民衆と社会を騙そうとしている。ここで葛江、李升華らは転向を目的に、拷問手段として修煉者に肉体的・精神的の両方面から数々の迫害を加えている。
 
 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照) 
 
2011年06月24日


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