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中国の優秀な教師たち 当局により迫害される

(明慧日本)教師という職業は、人々から尊敬される職業の一つである。しかし1999年7.20以降の中国では、「真・善・忍」に基づいて己を厳しく律する優秀な教師たちが、中共(中国共産党)当局から様々な迫害を受けている。
 
 山東省蒼山(そうざん)県、新興中学校の化学教師・孟斐さん(51歳男性)は、32年の教員歴があり、生徒や法語者からとても尊敬されていた。孟さんの教え子3人は、中国国内で行われた化学の競技で、一等賞を取ったことがある。しかし孟さんは、法輪功を修煉しているという理由で、労働教養所に2回拘禁された。 
 
拷問の実演:鉄の椅子

 孟さんは、2009年9月8日、山東省にある第2男子労働教養所に拘禁された。孟さんは、鉄製の椅子に手錠で縛り付けられ、警官2人と受刑者2人から暴行を受けた。彼らは孟さんの頭、胸、脇腹などを、2時間あまりにわたって殴打し続けた。孟さんは鼻や口などから出血し、服は血まみれになった。
 
 甘粛省金昌市西坂村の中学校の物理教師・侯有芳さん(48歳女性)は、数年間連続で、優秀教師として表彰されたことがある。侯さんは2000年、法輪功の真相を伝えるために北京へ陳情に行き、金昌市留置場に拘禁された。侯さんが不当な拘禁に抗議するため、断食を行ったところ、留置場の警官らから殴打され、散髪用のバリカンで口をこじ開けられて灌食の拷問を受けた。 
 
拷問の実演:灌食

 侯さんは2002年8月、甘肅省第1労働教養所に拘禁された。候さんは、労働教養所で警官らに吊るし上げられて殴打され、手足を骨折した。2002年11月29日、労働教養所での迫害により、候さんは死亡した。情報筋によると、遺体には大量の内臓出血がみられ、肋骨や骨盤など全身数カ所を骨折していたという。警官らは、候さんの死を家族に通知せず、候さんの遺体を火葬した。
 
 寧夏回族自治区霊武市の第1小学校の教頭・陸紅楓さん(37歳女性)は、2000年3月、中国人民代表大会に書簡を送り、法輪功への迫害を停止するよう呼びかけた。そのため、陸さんは霊武市精神病院に正当な理由なく連行され拘禁された。陸さんは精神病院のベッドに縛られ、不明な薬物を摂取するよう強制された。病院の医師の話によると、この薬はドイツから輸入されたもので、普通の人が1錠飲むと、3日間眠り続けるという。その薬を精神病院側は、陸さんに毎日24錠飲むよう強要したという。陸さんは2000年9月6日、迫害により死亡した。 
 
拷問の実演:不明薬物を注射される

 山東省青島莱西市の実験中学教師・胡克玲さん(46歳女性)は、教師としての評価がとても高かった。胡さんが担当しているクラスに入ることを、多くの学生たちが望んでいたという。
 
 胡さんは、法輪功の修煉を放棄しないという理由で、2002年9月、莱西市610弁公室の警官らによって、莱西第2病院の精神科へ不当に連行され、3カ月間拘禁された。拘禁中、胡さんは不明薬物を注射されたため、精神に異常をきたしてしまった。釈放されて半年経っても、胡さんの足は腫れ上がったままで靴を履くことが出来ず、手の関節も変形してしまった。 
 
変形した胡さんの手

 寧夏回族自治区銀南の中学校の音楽教師・丁発棟さんは、第1回全国音楽コンテストでの受賞歴がある。丁さんは1998年から法輪功の修煉を始め、20数年間苦しんでいた持病が完治し、人生の目的がわかるようになった。丁さんは、法輪功の信仰を放棄しないという理由で、3回も留置場と労働教養所に拘禁された。丁さんは、留置場でトラの椅子と呼ばれる拷問器具に3日間も縛りつけられ、足の感覚を失ってしまった。
 
拷問の実演:トラの椅子

 労働教養所から釈放された丁さんは、体重が60キロから30数キロまで落ち、痩せこけてしまった。しかも丁さんは、帰宅後も継続的に警官らから恐喝や嫌がらせを受けたため、放浪生活を余儀なくされた。
 
 情報筋によると、2011年6月現在までに、中共の迫害によって3425人の法輪功修煉者が死亡し、その内の320人が教師だという。 
 
2011年07月07日


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