安徽省蚌埠(ぼうふ)市五河県に住む法輪功修煉者・王平さん(40代)は地元の国保(国家安全保衛)大隊によって、法輪功の資料を配ったという理由で2年の労働教養を科された。2011年7月、合肥女子労働教養所へ収容されるまでに、安徽省女子労働教養所で壮絶な迫害によって心神喪失状態に陥ったが、それでも釈放されず依然として拘禁を続けられ、容赦なく迫害されている。

2005年1月、安徽省女子労働教養所で王さんは独房に拘禁され、転向を強要され、滅多打ちにされた。また、睡眠をはく奪され、思想改造文書を書くよう強制される日々を送っていた。時々、独房から王さんのひどい苦しみに耐えかねた叫び声が響き渡っていた。

王さんは迫害に屈せず「法輪大法は素晴らしい！」と叫んだところ、迫害に加担する一般受刑者に頭を押さえつけられ、強く地面に叩きつけられた。また、口から首などをテープできつく巻かれて呼吸がしにくく、汚い靴下や血がついた生理用ナプキンを口の中に入れられた。そのうえ、ベッドの一角にロープで縛り付けられたまま何度も殴られた。このような迫害を1年間も続けられたため、王さんは精神的にひどく追いつめられ、心神喪失状態に陥った。

拷問の実演：テープできつく巻かれる

2009年1月13日、王平さんは法輪功修煉者・段根花さんと共に、悪意を持った人に陥れられ、駆けつけた警察に連行された。そして、王さんに1年6カ月、段さんに1年3カ月の労働教養が科され、2人は安徽省女子労働教養所へ移送された。しかし、入所時の健康診断で健康状態の悪化を指摘され、一度は入所を免れたが、結局、段さんは入所を強いられ、王さんは執行猶予として釈放された。

王さんは2010年に繰り返し2度も強制連行された。いずれも15日の不当拘禁を受けた。