吉林省通化(つうか)県に住んでいた法輪功修煉者・劉仁閣さんは2011年6月28日、地元で法輪功が迫害されている内容の資料を配ったという理由で、中共（中国共産党）当局により、県の留置場に拘禁された。しかし7月22日、劉さんの家族は突然、劉さんが死亡したことを知らされた。 

劉さんは1996年に法輪功の修煉を始めた。それ以降、中共当局の法輪功に対する弾圧政策のもとでも迫害に屈せず、依然として修煉を続けてきた。2001年、地元の警官による迫害から逃れるため、放浪生活を余儀なくされた。また、迫害が始まってから、会社側による劉さんへの給料の支払い停止で、劉さんの家族は苦しい生活を強いられてきた。 

2006年、劉さんは放浪生活の期間中、母親の最期の顔も見ることができなかった。その後、県610弁公室の言葉を信じた劉さんは実家に戻ったが、戻ったところで劉さんは警察に不当に連行され、1カ月間拘禁された。そして、610弁公室に信仰を放棄するよう迫られた。

劉さんの家族は、12年来、劉さんが受けてきた中共当局による数々の迫害を暴くことを通じて、中共による法輪功修煉者への人権蹂躙を一刻も早く停止させるよう呼びかけている。 

 （注：法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）