■日本明慧 http://jp.minghui.org/2011/07/29/24331.html 



吉林省:長春市の法輪功修煉者が生前に受けた迫害事実

吉林省長春市双陽区に住んでいた法輪功修煉者・楊明立さん(60歳男性)は、法輪功を学んでいるという理由でさまざまな迫害を受けた。2005年末、楊さんは労働教養所での迫害により歩行困難となり、3階から弟に背負われて家へ戻った。しかし、楊さんは2011年5月10日、無念のままに死亡した。

楊さんは1998年10月14日に法輪功の修煉を始めた。修煉をする前の楊さんは、不眠症で一晩中眠れず、腎臓衰弱、高血圧で1年半も塩分を摂ることができなかった。楊さんは毎日、数種類の薬を服用し、点滴もしなければならなかった。しかし、法輪功を修煉してから、楊さんは病院に行かず、元気を取り戻した。

1999年4月25日、楊さんは同修と一緒に、不当連行された天津の法輪功修煉者の釈放を求め、省政府へ行った。1999年7.20、中共(中国共産党)政府は法輪功に対して弾圧を始めたが、楊さんは勤務先で法輪功の素晴らしさと、全国のメディアによる宣伝はデタラメであることを周りの人々に教えていた。上司が楊さんに「天安門焼身自殺事件」の録画を見せたとき、楊さんはその場で、「それは絶対に偽造です」と言い、いくつかの疑問点を指摘した。

2000年7月、楊さんは屋外で煉功したため、15日間拘留された。楊さんは釈放されてからも、引き続き勤務先の人々に法輪功の真相を伝えた。そのことが理由で、楊さんは派出所の警官に嫌がらせをされ、殴打された。会社からは優秀職員の資格も取り消され、解雇処分を受けた。その後、楊さんは連行されることを避けるため、放浪生活を余儀なくされた。

2001年5月25日、楊さんは長春市の洗脳班に拘禁され、迫害によって危篤状態に陥ったある法輪功修煉者の面会に行った時に、強制連行された。楊さんは警官に髪を掴まれて頭をコンクリートの壁にぶつけられた。

 

拷問の実演:コンクリートの壁に頭をぶつけられる

楊さんは連行されて1週間後、弟子溝という労働教養所に移送された。

楊さんは、労働教養所で8カ月間、毎日拷問を受けたうえ、警官に指示された受刑者らに24時間監視されていた。楊さんは労働教養所での迫害により、食べることができなくなり、1カ月間入院した。その後、仮釈放となって帰宅した楊さんは、毎日、法輪功の関連書籍を学び、煉功を続けたことで、体は徐々に回復した。

2004年12月18日、警官は、楊さんの借家に侵入して部屋の隅々まで散らかし、法輪功の関連書籍と法輪功の資を見つけ出した。警官は、楊さんに「どこから入手したのか言え」と強要した。楊さんは黙っていたため警官に殴られ、長春第二留置場に拘禁された。留置場で楊さんは、警官の不当連行に抗議するために断食を行ったが、警官に大量の食塩水を灌食された。

 

拷問の実演:野蛮な灌食

その後、楊さんは1年の労働教養処分を宣告され、朝陽溝労働教養所に移送された。労働教養所での迫害により、楊さんは血圧が240にまで上昇し、血便や血尿が出た。1年間の刑期が満了になっても、警官は楊さんが「転向」していないという理由で、労働教養所から洗脳班に移送した。楊さんの弟が警官と話し合いの末、ほとんど動けなくなった兄をやっとのこと家に連れ帰ることができた。

家に戻った後、楊さんの姉が楊さんを省病院に連れて行き、検査を受けさせた結果、楊さんは慢性腎臓炎、脳梗塞、高血圧症だと診断された。

しかし、家に戻った楊さんは、言語障害で人と話をすることもできず、健康状態がますます悪化し、2011年5月10日に死亡した。

 


(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/7/26/244444.html)


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