山東省招遠市に在住の法輪功修煉者・考富全さんは2010年5月8日、嶺南金鉱洗脳班に不当に連行された。洗脳班の警官らは、考さんに対して6カ月間、拷問を加え続いた。考さんは肋骨を折られた上、不明薬物を灌食され、一時危篤状態に陥った。
3人の警官は、2010年5月8日午前8時半ごろ、考さんを騙して呉家嘴村に連れこみ、暴行を加えた。その場で考さんは肋骨を折られて意識不明となり、その後不当に連行された。
拷問の実演:トラの椅子に縛られ殴打される
考さんは洗脳班で様々な暴行を受けた。考さんは椅子に電線で縛りつけられた。考さんは既に骨折していたため、激痛が体中に走ったという。さらに警官らは、木の棒で考さんの首や手足などを繰り返し殴打した。考さんは足が腫れ、頭が垂れ、意識不明になってしまった。すると警官らは、女性医者の杜を呼び、考さんの血圧を測らせた後、不明薬物を投与した。考さんは意識不明のまま、警官に夜の11時まで繰り返し殴打され続けた。
考さんは瀕死状態に陥ったため、警官らによって病院に送られ、検査を受けた。医者は脳部は大丈夫だが、頚骨には問題があると診断した。脳に問題がないと聞いた警官らは、考さんを洗脳班に連れ戻し、引き続き殴打を続け、不明薬物を強制的に飲ませた。考さんは5日間、昼夜を問わず椅子に縛りつけられ、ほとんど意識不明の状態が続いたという。
その後、警官たは考さんを、暗く小さな独房に監禁した。3カ月後、警官は再び考さんを尋問室に連れこみ、2日連続で拷問を行った。その間、考さんは一切の返答を拒絶したため、警官らは嘘の供述書を作った。考さんは、供述書にサインを強要された。
考さんは日常的に暴行を受け、不明薬物を飲まされたことで健康状態がますます悪化した。考さんは2010年8月19日、再び病院へ送られて検査を受けた。考さんは心臓病と診断されたが治療を認められず、引き続き独房に監禁された。9月18日、考さんは危篤状態に陥ったため、再び病院に送られた。病院の検査で考さんは血圧が240mmHgで、心拍数が240/分、前立腺炎、胆のう炎、肺気腫などを患いていると診断された。にもかかわらず、警官らは考さんの入院を許可せず、留置場に送った。留置場は危篤状態の考さんを受け入れなかったため、警官らは再び考さんを洗脳班の独房に監禁した。
その後、考さんは不当な実刑判決を言い渡され、済南刑務所に移送された。しかし洗脳班での迫害で、考さんの体は既に極度に衰弱していたため、刑務所側に3回も入所を拒否された。洗脳班側は仕方がなく、考さんを仮釈放したという。
明慧ネット:jp.minghui.org
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