文/ワシントンDCの大法弟子
一、会員制クラブのメンバーになることについて
会員制クラブに入るためには、たいてい非常に高い入会費が必要になります。たとえば、ある非常に有名なクラブは入会費が5千ドルかかります。このクラブに入るため、5千ドルを支払うことは、私にとって決して小さい額ではありません。しかし、ある時たまたま、ある会員が私に5人まとめて入会すれば、1人につき数百ドルの基本料金さえ支払えば入会できると教えてくれました。私は、ただちに4人を探し、一緒に加入しました(そのうちの1人は大法弟子です)。このクラブでの活動の中で、私たちは知恵をもって神韻を広めることができ、クラブの一部の人が神韻を見ることができました。
もう一つの会員制クラブの入会資格は、非常に厳しいものでした。会員は必ず、受賞歴のある科学者もしくは芸術家でなければいけないというのが条件でした。入会者個人の専門領域における条件が厳しいため、私たちは加入することができませんでした。ある日私は、突然のチャンスが訪れたことに気付きました。私が以前描いた絵を、あるコンテストに出したらなんと受賞しました。そこで私は条件に満たしたので、なんとかこの会員制クラブの一員になれました。
私はこのことを通して、見た目ではできないことでも実はなんとかすればできるということがわかりました。そして、そのためには自分の願望がなければならないと悟りました。すなわち師父が転法輪の中でおっしゃっているように「修は己にありて、功は師にあり」(『転法輪』)です。ほとんどの時、師父は弟子を助けてくださっているのであって、常人社会の現れとしては、突然チャンスが訪れるというように現れます。
二、貴族学校の活動に参加することについて
貴族学校で行われる活動は、主流社会のVIPと触れ合う絶好のチャンスです。学生の保護者として、お互い交流しあうことは、人間関係の距離を縮めることに非常に役立ちます。貴族学校の入学金はきわめて高いため、私は子供を連れて、貴族学校のサマーキャンプに参加しました。一週間で300ドルかかりました。私は夏休みの時間を使って子供を多くの貴族学校のサマーキャンプに参加させ、これを通して多くのVIPの保護者と縁を結びました。
三、常人の公演を見ることについて
あるとき私は、劇場に音楽会の公演を見に行きました。そこで私はある年配の女性と出会いました。私は積極的にその女性に挨拶し、会話をする中で面倒を見てあげました。その女性の娘さんはそれ以来、わたしを彼女たちの座席の近くまで招待してくれました。なぜなら彼女はいつも一枚多く入場券を持っていたからです。音楽会の途中の休憩時間を使って、娘さんは私をゲストルームに招待し、私にどうしたらゲストルームの会員になれるかを教えてくれました。その後私は、この女性に関する情報をインターネットで検索して、はじめてこの女性の娘さんが、元大使で、劇場の主催者のメンバーであることを知りました。
また別の機会に、私たちはなんと偶然に出会いました。彼女は私を覚えていました。彼女は「あなたを覚えています。私の母にあんなに親切にしてくれたんですから」と言いました。なんと私の一つの善の行いが常人に深い印象を残すことができました。私はこのように悟りました。常人社会での一挙一動は重要です。私は「大志を懐きながら細かいことに配慮し」(『精進要旨』「聖者」)を思い出しました。一つの善行が善の種を植え付け、ひいてはそれが将来的に大きな扉を開き、人を救うチャンスに繋がります。
四、アイビー・リーグの同窓会に参加することについて
私自信はアイビー・リーグの卒業生ではありません。(翻訳者注:Ivy Leagueはアメリカ合衆国東部の世界屈指の名門私立大学8校から成る連盟)しかし私は、これらの学校の卒業生と知り合いたいと思いました。私はある活動の中で、ひとりの有名大学の同窓会の会長と知り合いました。私はその人から、この同窓会はいろいろな活動を行い、しかも他のアイビー・リーグ加盟校の同窓会の間でも、様々な連携があることを知りました。さらに驚いたことに、アイビー・リーグのメンバーは必ずこの学校の卒業生でなければならないというわけではなく、他の会員などの参加も可能であり、たとえばこの学校で教鞭をとったことのある教師や、大手企業と学校の間の連携関係者なども参加できるのです。このように私は、有名大学の同窓会のメンバーの一員になることができ、同窓会の活動に参加できるようになりました。
私は、大法弟子の皆さんにアドバイスします。大法弟子の中には有名な大学を卒業している同修もいます。なんとか自分の学校の同窓会の活動に参加できるようならないでしょうか。もし他の条件のある同修がいるなら、ゲストの立場で活動に参加することができないかをぜひ考えてみてください。
以上あげたいくつかの例が、皆さんの参考になれたらうれしいです。正しくないところはご指摘お願いします。様々な妨害で私は様々なチャンスを逃してしまい、大法弟子としての責任を尽くせませんでした。同修の間で積極的に励ましあい、一緒に努力して行動を起こし、決して法を正す時期の中、縁のある尊い衆生を漏らさないよう、一緒に頑張りましょう。
師父に感謝します。皆さんに感謝します。
(完)
(2011年米国ワシントンDC法会で発表)
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