2011年2月、看守は所長・劉遠航の指示のもと、張さんと劉さんを外部から隔離された独房に監禁した。2人は1日に2時間ほどしか睡眠を許されず、壁に向かって立たされ続けたり、背もたれのない小さな椅子の上に座らされ続けるなど、24時間体制で拷問を受け、監視される日々を強いられた。また2人はその間、僅かな食料しか与えられなかった。

 

　さらに夏になると、劉さんは厳暑の中、息苦しくなるほど全身に密着した拷問用の服を着させられた。この服はひもで体を引き締めることができ、劉さんは後ろ手にして縛られ、足も動かすことができずに固定された。劉さんはこの拷問を受けるたび、猛烈な暑さに苦しめられ、さらに立つこともしゃがむこともできない姿勢を維持することを強いられた。