黒竜江省巴彦(はげん)県に在住の法輪功修煉者・孫学さん(56)はかつて、軍職での事故で障害を負い、まるで廃人のように食べることさえできなくなり、また、治療のために年間4万元ほどの医療費がかかっていた。しかし、法輪功を修煉し始めてから、切除していた腸による障害が、治療もせずに回復した。また、元軍人の福利厚生として以前からもらっていた政府の医療補助金の支払いを自分から停止するよう申し出た。そのうえ、心身ともに全快したため、マーケットストアを創業し、自力で働き続けて生活ができるようになった。

2011年8月11日、孫さんは約6人の私服警察に、買い物を口実に店の外へ呼び出されたが、突然、彼らに押さえつけられて強引にパトカーの中に引きずり込まれた。孫さんが連行された際、周囲にいた孫さんの妻や、もうすぐ80歳になる義母ら、誰もがこの騒ぎに驚き、彼らの違法性や逮捕の強硬手段を強く非難した。結局、孫さんの義母はあまりにもショックを受けたため、心臓病が発症して路上に倒れてしまった。

そして2時間後、大量の警官が孫さんの店に駆けつけたところ、孫さんは機に乗じて抜け出すことができた。しかし、孫さんの妻は警察に同県第一派出所まで強制連行され、夫の行方を言うよう不当に尋問を強制された。にもかかわらず、孫さんは不屈の精神により返答を一切しなかったため、警官に強引に口をこじ開けられ、歯に不明薬物を塗りつけられた。その後、孫さんは釈放を条件に、警察の犯罪行為を起訴しないよう保証書に署名を強制されたが、断固としてそれを断って堂々と派出所を出た。

しかし現在、孫さんは迫害を逃れるため、家に戻れず放浪生活を余儀なくされている。