■日本明慧 http://jp.minghui.org/2011/09/08/24775.html 



同修を助けると同時に自分を修める

文/中国の大法弟子

 約1週間程前に同修を助けようとした時の体験は私にとって大きな衝撃でした。その過程について、ここで同修と交流しようと思います。

  S同修は、中共(中国共産党)政府に迫害されて3年間刑務所に不法監禁され、先月釈放されました。彼は圧力の下で邪悪に妥協し、釈放されてからも仕事が見つからず、ずっと修煉状態がよくありませんでした。学法しても頭に法が入らず、いまだに明慧ネットに厳正声明を発表していません。私たちは互いにとても親しかったのです。先週彼がH同修と一緒に我が家を訪れたとき、彼を助けるために一緒に交流しました。

  私はまず彼に、最近の学法状態はどうかを尋ねました。彼は「現在自宅にいるので、時間はいっぱいあり、学法を続けてはいるものの、頭の中がずっと乱れていて、学法しても法が頭に入らない」と答えました。私はまた彼に「厳正声明(以前邪悪の圧力の下で、修煉を放棄すると書いた、いわゆる「保証」を無効にする声明)を発表したか?」と聞くと、彼は「まだだ」と答え、「まだはっきり整理ができてないから発表してない」と答えました。私は驚きました。

 私は彼に、「何をどうはっきり整理するのですか? あなたは自分がやったことが間違っているとは思わないのですか?」と問い詰めると、彼は「私は声明を発表すべきだということは知っていますが、当時自分がどうして妥協したのかをはっきりと考えなければいけません。いま声明を発表しても、再びあのような圧力に直面したら、自分が再び同じ間違いを犯さない保証があるかを考えなければいけません」と答えました。私は「中共の圧力の下で妥協したのは、もちろんまだ放下できてない執着があるからですが、あなたはいったい何を失うことを怖がっているのですか? 名、利、情の中のどれなのですか?」と問いました。彼は少し困って、「それは・・・」といいながら、しばらく何も言うことができませんでした。しばらくしてやっと、話し終わりましたが、言っていることはすべて執着で、すべて口実でした。

 私は彼の口実を分析し、本当の執着心を探し出そうとしました。私は彼の口実をすべて見破り、最後に彼に「あなたはいったい修煉するのですか、しないのですか? あなたは青春時代をすべて大法を修煉することに費やしました。正法はすでに最後の最後に差し掛かっているのに、あなたは自分の執着心を抱いて、他人が円満成就するのを見るつもりですか?」と問いました。彼は言葉を失いました。私はこのとき、彼は適切な言葉を口にできないことを知っていました。そして、自分の思惟に従って、ぺちゃくちゃとしゃべりまくりました。彼がよく理解できるようにと、私は豊富な資料を引用して、比喩、対比、設問、問い返すなどをしました。彼がすぐに自分の修煉の問題点を認識して、直ちに声明を発表してほしかったからでした。

 このとき、H同修が私の話を遮り、「私は師父が『2002年米国フィラデルフィア法会での説法』のなかで、神の状態は非常に洪大で寛容であり、他の生命を受け容れ、本当に相手の立場に立って他の生命のことを考えてあげることができますと、説かれたと記憶しています。ですから、ほかの同修の問題点が見えたとき、急いで自分の考えで相手を変えようとしてはいけません。同修を改善させるのは私たちではなく、法の力です。しかも、同修の問題点が見えたとき、同修にアドバイスすると同時に、私たちが内に向けて探す要素もあると思います」と言いました。私は驚きました。まだ深く考えることができていないうちに、私に問い詰められて、沈黙していたS同修は、「わたしに理解させるためにあなたは多くの喩えをあげました。まるで一瞬道理をはっきり述べたようですが、実はすでに法理ではなく、法の力もなく、私の問題点はあなたの喩えにより、解決できるものでありません」と言いました。

 私は絶句し、気分がとても悪くなり、反発したくなりました。しかし、私ははっきりと、自分に問題があると意識できました。同修に対して寛容ではなく、相手を理解することができず、かえって同修は自分のアドバイスを受け入れず、同修から自分が望んでいる反応がなかったことで、同修を責めたくなっていたのです。私は同修の問題に直面して、機関銃のようにしゃべり、攻撃的で、まったく善の心がなかったのです。そのほか、数年来常人の中で形成された、自分の能力に執着し、自分の弁舌の才に執着する状態に陥り、常人が授業を行うような振る舞いをし、法を解釈する大きな間違いを犯したのです。

 これに気が付いた私は、悪い気分も直ちになくなり、心のなかで絶えず、「洪大なる寛容を」と念じました。突然多くのことが分かり、しかも心の中は、このような状況下で、師父は同修の口を借りて、長年自分に存在していた大きな問題点を示してくださったことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 最後に、私は2人の同修に対して、誠意をもって、「あなたたちに感謝します、私は今後どうすればよいかが分かりました」と言いました。

 


(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/9/5/246150.html)


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