黒竜江省・密山市洗脳班には、多数の法輪功修煉者が拘禁され、迫害を受けている。この収容施設は、法律上、正規の施設として登録されておらず、政法委員会(情報、治安、司法、検察、公安などの部門を主管する機構)や610弁公室により私的に設立された、当局の末端組織として管理されている。その組織の本質は、ナチスとまったく同じである。
密山市洗脳班
修煉者が一旦、上記の施設から狙われると、自宅や勤め先など場所を問わず、また家族にも知らされないまま直ちにその場で令状の提示もなく身柄を拘束される。そして施設では入所の初日から、修煉者に対して転向を目的とした偽善的な説得が行われ、それに応じなければ次に暴言を吐き、さらに殴る蹴るの暴行を加え、拷問を行うなどして、段階的に迫害を加えていく。政法委員会の警官が、1人の修煉者を転向させることができれば、中央の上級部門から2万元の賞金が与えられるという。
施設で修煉者は1坪足らずの狭い小屋に入れられ、24時間体制でモニターによって監視され続ける。そのうえ、洗脳ビデオの視聴や文書の作成などで悪質な思想改造を日々強いられる。こうして修煉者は最低45日以上拘禁され、迫害を受け続ける。
2011年6月18日から、法輪功修煉者・於鳳英さん、辛静さん、楊大偉さん、範桂英さん、劉長竜さん、劉枚章さん、薛顔栄さん、柏勇さん、王秀芳さん、張文業さん、邢玉紅さんなどは、次々と同施設に送り込まれ、迫害を受けた。
密山市610弁公室のリーダー・於暁峰
於暁峰の自宅
密山市洗脳班の副所長・王暁萍
王暁萍の自宅
政法委員会の副書記・王奎秀
王奎秀の自宅