元小学校教師・李玉臻さん(68歳男性)は2011年3月23日、地元の膠州(こうしゅう)市で警官により不当に身柄を拘束された上、北関派出所に連行された。李さんは膠州市610弁公室などによって高圧的な尋問を受け、理不尽な暴行や拷問を加えられた。さらにその後、同市裁判所によって家族や弁護士には知らされないまま、李さんは秘密裏に懲役3年の不当判決を宣告された。現在、李さんは罪もなく、同市留置場での拘禁を強いられている。
李さんは中共(中国共産党)による法輪功への弾圧政策のもとで、7回も令状のない家宅捜索や、家財の没収などの迫害を受け、嫌がらせを受けるなど、苦しめられた。また、当局は李さん一家の生活を妨害するため、李さん夫婦の給料の支払いを差し止め、貯金をゆすり取った。また、李さんの妻・宋桂香さんは夫のため、公安局で夫の釈放を求めたが、逆に身柄を拘束されて病院に送り込まれ、大小便を失禁するほどの壮絶な迫害を受けた。
現在、李さんの家族は、北京の正義ある弁護士に弁護を依頼し、李さんが秘密裏に判決を下されたことを中級人民裁判所(訳者注:日本の高裁にあたる)に訴え続けている。