文/中国の大法弟子 如真
(明慧日本)
二、休み中の修煉体験
家庭の環境の中でも自分に対して厳しく要求する
大学生活始まって1年が経過した後、私は家庭の環境の中で観念を突破し、よく修煉しなければいけないという心構えを持って帰宅しました。
長い間、私は家庭の環境での中の修煉を怠って来ました。なぜなら家に帰ってしまえば、自分に対してあまり厳しく要求する必要がなくなり、両親の前で一人の子供として行えばよく、良くできていようと悪くなっていても、あえて指摘されることはないと思っていたからです。これも私が家に帰りたいと思っていた主な原因でした。こうして私は家の中で精進しなくなりました。ひいては常人以下でした。家事も手伝わなくなり、私は毎日だらだらとした日々を送るようになりました。
休みになって私の家庭は大きな変化がおきました。お母さんは毎日仕事をしなければならなくなり、お父さんの仕事もさらに忙しくなり、毎日一人で家にいるは私だけになりました。学法以外の時間は基本的に自分一人だけが家にいて、話す相手もいませんでした。私にとってもっとも怖いのはご飯を作ってくれる人がいないということでした。私はある種の言葉で表現できない苦痛を感じました。毎日朝ごはんを食べた後、あまりにも外の天気が暑いので昼になればご飯がすえてしまいました。それでも私は我慢してご飯を食べました。これ以上我慢できなくなった私はお父さんと喧嘩をしました。常に和気あいあいとしていたお父さんですら、私の行為を認めなくなりました。お母さんも私に「あなたは修煉者なのになぜ怒ってしまうのでしょうか? まず忍を修めるべきではありませんか?」と言いました。これに対して私は「毎日家にいてもご飯を食べることができず、話す相手もいないので、心が苦しいのです」と弁明しました。さらにお母さんは、「悟るべきです。なぜあなたが学校にいない間、私たちの仕事が忙しくなったのでしょうか。これも皆あなたが家庭の中で自分の観念を変え、自分自身を向上させるチャンスではないですか? あなたはこれまで、家庭の中で自分を修煉者としてみなしたことがありますか?あなたはもう子供ではありません。家事をしなさい。大法弟子はどこにいてもよく行うべきではありませんか? あなたのお父さんは常人です。お父さんはあなたに対して何か不平不満を言うことはありませんが、しかしお父さんの前でしっかり良く行わなければ、修煉者ですらこうなのか、と思われてしまします」と言われました。この話を聞いて私は、しっかりしなければならないと思いました。
長い間、家族の中で私たちは、本当に怠惰になりがちで、自分自身に対して厳格に要求することができませんでした。社会の環境の中で人と相接するときは自分に対して厳しく要求するのに、家族の中に戻ると元の黙阿弥では本当の修煉ではないのではありませんか?
学法グループの中で向上する
休みに入ってから私は、同修と一緒に学法できる環境を求めていました。最初は気楽な数日を過ごしましたが、慈悲なる師父は私が休みに入った最初の頃から、あるおばあさんの同修を私のところに来させ、私に対して地元の学法はいつから始まるのかを教え、子供を学法に行かせなさいなどと連絡を促してきました。このように私は学法グループに参加するようになりました。これは師父のご按排であり、私たちのような若い弟子たちが時間を無駄にせず、法を多く学べるようにしてくださったのです。
夏休みの間、師父は私にできるだけ大法の一粒子としての働きをするようにと悟らせて下さいました。他の若い弟子たちと一緒に助けあっていけるように、師父のご按排により、ある9歳の小弟子が私のところにやってきました。この子供の大法弟子の家族も仕事が非常に忙しく、学法グループのような便利な環境があったため一緒に学法することになりました。最初私は少し心配でした。この子供は非常に腕白で、半月を通して彼女の振る舞いはあまり良くありませんでした。私はお母さんに、「この子と一緒にいたくないです」と言いました。お母さんは「同修は鏡であり、彼女の現れはまさに家におけるあなたの現れと同じだと思いませんか?」と言いました。考えてみれば、確かにその通りでした。この子と私は非常に似ています。そして私は「師父が自分の身の回りに按排して下さったものを外へ押し出すべきではなく、なぜならばそれには私の修煉の要素が沢山あるからです」と認識しました。
本当に落ち着かなくなった時、私も怒って彼女に説教しましたが、通じませんでした。法を学ぶ中で私は、慈悲心がないので、情を持って話しても効果がないとわかりました。私は落ち着いて話をすると、彼女も話を聞いてくれることに気づきました。今、この子の状態は大きく改善され、法を学ぶときも落ち着くようになり、私も同じく家にいても自分自身を修めるように気をつけ始めました。
本当に師父の慈悲なるご按排に感謝します。この学法グループの中で自分の変化を実感しています。
(続く)
(明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)