(明慧日本)北京に在住の法輪功修煉者・潘素娟さんは2009年7月25日、北京で「神韻世界ツアー公演」を収録したDVDを配布していたという理由で、海澱派出所の警官に捕まった。そして、中共(中国共産党)の法輪功への弾圧政策のもとで不当判決を受け、介護が必要な3歳の子供と病弱の姑を残したまま浙江省女子刑務所に収容された。
連行の当日、潘さんは犯罪の事実もなく、裁判も経ずして執行猶予を宣告されたことで、本籍地の浙江省の司法部門へ身柄を引き渡された。一方、夫の冉奉雲さんは海澱区青龍橋派出所の警官によって、潘さんの保釈を口実に海澱留置場まで連行されたが、直ちに正当な理由もなく内モンゴル図牧吉労働教養所へ連行されたうえ、2年6カ月の不当判決を受けた。
2010年3月30日、北京市公安局は浙江省の収容施設から潘さんの身柄を引き取り、海澱区留置場へ送り込んだ。そこで潘さんは1年8カ月の獄中生活を強いられた。
2011年10月25日、冉さんは610弁公室によって雲陽県へ連行された。それ以降、地元の街道弁事所(中国の行政の末端機関)や居民委員会(中共の末端に連なる住民の自治組織)の監視のもとで、行動や言論、交際相手の制限を強いられる生活を強いられた。
2011年11月21日、潘さんは北京天河刑務所での不当監禁を1週間経て、浙江省女子刑務所へ入れられた。