　【明慧日本2012年1月5日】遂寧市に在住の李廷芳さん（60）は2010年7月頃に身柄を拘束され、遂寧洗脳班に拘禁されてから3カ月間、危篤状態に陥るまで迫害された。李さんは釈放後、わずか数日で帰らぬ人となった。以下は、2005年以降の、当人の証言に基づく迫害の真実の状況である。

　李さんは1997年に法輪功の修煉を始めるまでは多くの持病を患っていたが、修煉を始めてからは、法輪功の「真・善・忍」の教えに従って己を律し、病院の治療を受けず心身ともに回復した。1999年7.20以降、法輪功が中国共産党により弾圧されて以来、李さんは中共当局から各種の残酷な迫害を加えられ続けてきた。

　2001年1月4日午前、李さんは自宅を地元の役人によって荒らされ、一部の家財を没収された上、南強公社洗脳班に拘禁された。李さんは洗脳班で、転向を目的に圧力をかけられたが、転向を認める署名を拒否したため、引き続き監禁された。9日、李さんは髪を掴まれて壁にぶつけられたり、ビンタを食らわされるなど、殴る蹴るの暴行を受け苦しめられた。同年2月4日と6月5日、李さんは呉家湾留置場と資中楠木寺労働教養所の2箇所で迫害され、後者の施設に1年にわたって拘禁された。

　2002年6月頃、家へ帰された李さんは再び警官らに身柄を拘束され、1週間の拘留を強いられた。

　遂寧市とその周辺の町では共産党16回全国代表大会が2002年 11月8日から14日まで開催されるのに合わせて、多数の法輪功修煉者が不当に連行された。その間、李さんは警官らによって自宅に押し入られ、何の令状も提示されないまま家宅捜査を受け、家中を荒らされた上、連行された。