文／中国の大法弟子

　【明慧日本2012年2月4日】尊敬する師父、こんにちは。同修の皆さん、こんにちは。

　私は1994年8月から大法の修煉を始めました。今日までの18年の間、私は自分が神々の世界から世に降りてくること、輪廻転生と返本帰真の道のりの全ての一歩一歩が、いずれも師父のご加護のもとで師父の御恩のもとで歩んできたと感じています。私たちは師父の教えてくださった、神への道を歩む者であり、空前絶後の幸運な生命です。今ここにおいて、尊敬する師父と同修の皆さんに、私の大法の中での修煉の体験談を発表し、大法を実証したいと考えています。不足のある所はご指摘をお願いします。

　一、法を得て真に修め、師が法を正すことを手伝うための基礎を作る

　法を得る半年前、私はよく夜になっても眠れず、夜空の星を見て、考えに耽っていました。私は「夜空の星々はなんと大きいのでしょうか。もし私たちが近くに行って見ることができれば、その上にも生命がいるのでしょうか」と考えていました。私はさらに、「人間世界で競争しあい、体が病気になって傷ついたりすることを考えてみれば、人はこのように生きるべきなのでしょうか。そうではないのではないでしょうか。しかし、人は何のために生きているのでしょうか」と、心の奥底からある種の渇望、ある種の期待が込みあがって来ました。

　職場の休み時間、私はたまたま同修が机の上に置いていた本を手に取り、開いてみました。それは『中国法輪功』というタイトルでした。開くと、ちょうど師父の頭前法輪の説明の写真でした。ただちに、強いエネルギーが伝わってくるのを感じました。私は初めて、これまでなかったかのような気持ちよさを感じました。（その時は理解できていませんでしたが、これこそが師父の仏の仏光があまねく照らしていることだと分かりました）私は心の奥底から、これが本当に正しいものだと感じました。そして私は自分の机に戻り、一生懸命読み始めました。読めば読むほど、これこそ私が日夜、探し求めてきたものであると分かりました。読み終えた後、私は自分も修煉したいと考えました。

　それから、私はすぐに修煉に入りました。私は心の底から、師父があまりにも素晴らしく、法があまりにも正しいと感じました。大法弟子になれる自分はあまりにも幸運だと思いました。繰り返して法を学ぶ中で私は、師父が説法されたように、

　法(ほう)を学(まな)びて法(ほう)を得(え)る

　做(な)すところ到(いた)るは是(こ)れ修(しゅう)なり

　比(ひ)して学(まな)び比(ひ)して修(しゅう)す

　事(こと)々(ごと)対(たい)照(しょう)し　（『洪吟』「実修』）

の通り、本当に自分の心を修めていきました。日常生活の中、仕事の中、私はいずれも大法の素晴らしさを宣伝していました。時々、私が無意識のうちに師父の写真を見ると、師父は私に向かって微笑んでいました。師父の説法の中の沢山の話が、いつも繰り返し私の耳元をよぎりました。師父は「最も複雑な人間の群れ、最も複雑な環境においてこそはじめて高い功を修煉して得ることができるのです」（『転法輪』第九講）と説かれました。

　大量に法を学び、着実におさめることで、私はたくさんのことを悟ることができました。そして、その後の法を擁護すること、法を実証することに固い基礎を築きました。

　二、学法、煉功、法を広めることで邪悪な刑務所の中で法を実証する

　1999年、恐怖の大魔王が天から降りてきました。4.25、7.20を通して、8月の末に私たち何人かの同修は再び北京へ行き、法を実証しました。しかし皆、身柄を拘束されました。ある身柄を拘束された女性の同修は、終始、囚人服の着用を拒否し続け、毎日法を暗記し、煉功して法を広めていました。さらに他の同修たちも同じように行うように励ましていました。その後、さらに40数名の同修が投獄されましたが、皆で迫害に反対し、大きくて強い正念の場が形成されました。邪悪は非常に怖くなり、その後私たちが煉功するとすぐに、牢屋の中に入ってきて、同修たちを殴るようになりました。私は、「彼女たちはいずれも修煉を始めてからまだ時間の長くない修煉者であり、このように彼女たちを扱うのは公平ではない。暴力のため修煉をやめてしまうかもしれない」と思いました。そのため私は、翌日以降、煉功するときに常に牢屋の入り口の前に立っていました。私の前を通らなければ、中に警官が入れないようにしなければいけないと思いました。私はそこで煉功しました。警官が中に入り、私を押し出して、中に入って同修を殴り始めました。同修たちが殴られるのを見て私は、大きな声で「人を殴るな！　法の執行役だろう」と叫びました。4人の警官がすぐに殴るのをやめて、そういえばなぜ彼女を殴らなかったのだろうかとお互いを見てから、所長が私の髪をつかんで壁にぶつけました。しかし、私はまるで綿の上にぶつかったかのように全く痛くありませんでした。（のちに師父が守ってくださったのだと分かりました）私は微笑みました。私が微笑むのを見て、所長はすぐに手を放しました。所長の髪の毛は乱れて、帽子と警棒が落ちているのが見えました。所長は慌てて外に逃げていきました。

　夕方になり、数十名の同修が再び大きな部屋に連れられ、壁に面と向かって一晩中立たされ続けました。私たちは、『洪吟』を暗記しながら、師父のご加護のもとで疲れもせず、眠くもありませんでした。翌日、10数名の同修が、警察署の会議室に連れていかれました。所長は会議室の円卓の前に座って、大きな声で「私は政法大学を卒業している。法輪功がどのように良いのかは言ってはならない。しかし法律の問題についてわからないことがあれば、何でも聞け。全部答えてやろう』と言いました。私はちょうど正面に立っていたので、師父の加持のもと、微笑みながら、堂々と「所長に聞きたいのですが、中国の現行の憲法と法律の規定によれば、中国の公民には言論と出版、集会と結社、デモの自由があります。私たちは、国のいかなる法律にも違反していません。あなたの言うことと全く逆です。私たちの法を広めること、真相を伝えること、陳情すること、いずれも憲法を擁護するためであり、政府を信じているから行ったのです」と言いました。それを聞いた所長は机を叩いて「お前ら法輪功に対しては鎮圧するのみだ」と言いました。私は落ち着いて「中国の法律が中国で役に立たないとしても、中国は国際公約に参加しているはずです」と言いました。それを聞いた所長は勢いを失い、何も言い返せませんでした。

　私はこの所長があまりにも可哀そうだと思い、続けて慈悲をもって、「署長、ご存じのように私たちはみな善い人です。あなたと違うのは、一つ多く信仰を持っているだけです。しかし、まさにこの信仰が私たちに善い人になるよう教えてくださり、殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さない、善に向うように教えてくださいました」と言いました。この時、部屋の中は何の音もありませんでした。私はさらに続けて、「今、世界中の人々は、イエス、釈迦牟尼が衆生を救った覚者だと信じています。イエス・キリストは白人のために法を伝え、釈迦牟尼はインドで法を伝え、私たちの師父は今、世界中で法を伝えています。能力が違います。イエス・キリストが十字架に磔にされた時、人々は『あなたが神だというのならば、自分で降りてこられるのではないですか？』と嘲笑ったのではありませんか？　しかし、三日後イエス・キリストは復活しました。中東で長年続く戦争は、表面的には石油の争いのように見えますが、実は神に対して作った罪を贖っているのではありませんか？　私は、所長と警官たちがずっと静かに聞いていることに気づきました。そして、所長はようやく我に返ったかのように、「外に連れて行け」と叫びました。私は皆の一番後ろにいたので、署長に呼び止められて、署長は人差し指で私のおでこを強く押しながら、「お前は大したものだ」と言いました。この時私は、闘争心、歓喜心が上がってきて、「どうもありがとう」と言い返しました。しかし言った直後、これが間違いだと気づきました。修煉者は心が動じてはならないのだと、私は思い出しました。

　（続く）