文／中国山東省の大法弟子

　【明慧日本2012年2月5日】私は平穏な山岳地帯の農村に住んでいて、ずっと一軒ごとに『九評』、真相の小冊子、神韻DVDなどを配りながら、大法の真相を伝え、三退を勧めてきました。往復のバスの中でも、状況に応じて真相を伝えたり、神韻のDVDを配ったりしています。

　2011年10月23日、私はある農村に行って真相を伝え、午後、帰りのバスに乗りました。その日は日曜日で、バスには大勢の若者が乗っていました。カバンには16枚の神韻のＤＶＤがまだ残っていました。私は座席に座っている人々にDVDを配りながら、「皆さん、これは世界ナンバーワンのショーのDVDです。これは私たちの中国5千年の伝統文化の神髄です。自分でご覧になってから、必ず親戚や友たちにも見せてあげてください。それは功徳が非常に大きいだけでなく、将来、天災や人災に遭っても、命が助かります」と伝えました。

　私が座席に戻ると、突然神韻の音楽が流れているのが聞こえました。頭を上げて見ると、バスの前方にある小さなテレビに、神韻の公演が映し出されていました。乗務員さんが映してくださいました。バス中の20数人全員がいっぺんに生き生きとしてきて、寝ていた人も目が覚めました。ある女性は私に「早く私のそばに座って、この公演について話してください」と言い、また「とても素晴らしいです。これを見て今日は非常に気持ちがいいです。私にも教えてください」と言う人もいました。私は「ゆっくりご覧になってから、最後に話しましょう」と答えました。その時、ある人が私の席に来て、「自分の知り合いに贈りたいから、1枚ほしいのですが…」と言いました。しかし残念ながら、もうDVDは1枚もありませんでした。乗務員さんは「今度このバスに乗る時は、もっと多く持ってきてくださいね」と言いました。車は走りながら、ずっと神韻の公演を映し続け、皆が「素晴らしい」、「素晴らしい」と言っていました。

　私は下車する前、乗務員に「私は、今日このバスに乗っている人々に代わって、あなたにお礼を申し上げます。あなたは人を救う神韻の公演を皆さんに見せてあげたので、あなたはきっと天から福報を授かり、幸せと平安を賜るでしょう」と話しました。彼は嬉しそうに笑いながら「それでは、今後もバスで神韻のビデオを映します」と言いました。私は乗客にも「皆さんの道中のご無事をお祈りします。今日は本当に、車中に神韻の佛光が普く照らしていましたね」と話し、乗客の多くの人も私に謝意を述べ、また私の平安を祈ってくださいました。

　下車してから、遠ざかって行くバスを見送りながら、私は思わず涙が溢れ、天に向かって合掌しました。師父の衆生と弟子に対する慈悲なる済度に対し、私は感謝の念でいっぱいになりました。